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【ランキング 番外編】 このマンガだってすごい! アンケート参加者イチオシ単行本(12/1~12/31発売)

2016/02/06


毎月その月に読むべき新刊マンガをランキング形式でお伝えする月刊ランキング。
トップ10には惜しくもランクインしなかったものの、「このマンガがすごい!」が誇るランキング選者たちがオススメするマンガを、熱い推薦コメントとともに紹介するのが、こちらの番外編です。
推薦コメントを読んで気になる作品があったら、さっそく書店へGO!



『将棋の渡辺くん』伊奈めぐみ(講談社)【Amazon

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作者の伊奈めぐみさんは今作がデビュー作。本作は渡辺くんという棋士と妻の作者自身の生活をおもしろおかしく描いた作品。やはり本物の棋士の奥様が書いてるだけあって、将棋の世界がリアルに描かれています。特に印象に残ったのは棋士って基本的に暇でずっと家にいるものなのかということ。意外や意外。でもこの渡辺くん今までのマンガの歴史で最強の棋士なんじゃないかと思うのです。だってこの渡辺くん現「竜王、棋王」の渡辺明氏なんですから。この単行本が発売される4日前に3期ぶりに竜王を奪還したそうで、その賞金が4500万円!!渡辺くんすごいぞ!!(ゴロー/AV男優)

別世界の民俗とか普段の暮らしがどんななのか、みんな知りたいんですよね。別世界っていうか外国でもなんでもない日本の棋界で、しかもとり上げるのが魔太郎ですけれど。一二三伝説のコピペをやや彷彿とさせますがもっとほのぼの、もっと人畜無害です(漫画トロピーク/謎の社会人漫画サークル)

ぬいぐるみとしゃべる渡辺竜王のお茶目な一面が見られるのは、このマンガならでは!(卯月鮎 /書評家・ゲームコラムニスト)

将棋ファンが今一番注目している将棋マンガ! なにせ、現棋界の最高位「竜王」の奥さんが描いた、竜王観察マンガなのだから! 最高の珍獣「竜王」がここにあらわに!(稀見理都/エロマンガ研究家)



『フルチャージ!! 家電ちゃん』こんちき(集英社)【Amazon

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ある日自宅に見覚えがない人型ロボットが、というありきたりな設定ながら最高にバカマンガしてて最高! 笑いすぎて腹が痛い!(笑)(フラン/ブログ「フラン☆Skin」管理人)

ドジっ子メイドにロボ要素がそこかしこでギャグとしていじられていて大笑いできる。アイがやたらとプライドが高く、空回りするけど最後はハートフルという読後感もよい(かーず/個人ニュースサイト「かーずSP」管理人)

かわいいバカロボットマンガの系図。試験中なので様々な支障が出てくるのは当然でもあり、 そうした組み立てはおもしろい。 ケータイをロボット化した 亜桜まる『090 えこといっしょ。』や“汎用ヒト型LOVEマシーン”といった、 原田重光、萩尾ノブト『ユリア100式』などのバカマンガに匹敵する内容で、これはオススメ。 いずれも、ロボや家電だが愛すべきキャラクター、という造形になっているところが 肝なのだろう。お馬鹿なペットものみたいな話(happysad/「マンガ一巻読破」管理人)

「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ





『黒鉄の太陽』白川雷電(集英社)【Amazon

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若手新人とは思えない世界観の構築とストーリー、愛のつまったキャラクターたち。夢中になって読みました(太田和成/あゆみBOOKS五反田店コミック担当)

ジュール・ヴェルヌの小説『地底旅行』を読み返したりと、このごろ地底を舞台にした物語に関心を寄せていたので、そんなときに地底モノの新作マンガに出会えたのは個人的にグッドタイミングだった。しだいに明らかになっていく地底世界の凝った設定に興味を惹かれる(稲垣高広/ブログ「藤子不二雄ファンはここにいる」管理人)

『黒鉄の太陽』はまだいろいろ成長途上なマンガなのですが、読めるおもしろさには達していますので、作品や作者のこれからが楽しみです(kaito2198/海外翻訳者)



『ピアノの森』一色まこと (講談社)【Amazon

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『ピアノの森』は、個人的にはハリウッド的な意味で王道を駆け抜けた21世紀の名作と評価していますが、ついに最終巻です。しかも、本篇は前巻で事実上完結しており、最終巻は一冊丸ごとアンコールというべきもの。そしてそれが本篇の本当の最終編として作品全体をじつに美しくまとめ上げている。もう、マンガの物語構成のお手本にしていいくらいの美しさです。脱帽(境真良/国際大学GLOCOM客員研究員)

『ピアノの森』はついに完結となりました。また読み返したいと思います(なみかわみさき/物書き)



『藍の時代 一期一会』車田正美(秋田書店)【Amazon

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プロの漫画家による自伝マンガは、傑作が多いのだが、本作はそのなかでも異色の出来。だって作者の出世作である『リングにかけろ』が(作中では『リングにほえろ』)、「チャンピオン」で連載されるんだもの……。たしかに冒頭に「事実をもとにしたフィクション」って書いてるけど、ここまで大胆に歴史をねじ曲げる剛腕っぷりはほかの漫画家には不可能ですよ(犬紳士/養蜂家)

車田正美の“自伝”。しかしデビュー作「リングにほえろ」が「少年チャンピオン」掲載作品だったり、作者の来歴を知っていると「なんじゃこりゃ!?」と吃驚すること確実。しかし、描かれた作者の心情だけはホンモノなハズ。「自伝フィクション」という新ジャンルではないか? 虚とか実とかいう枠組みを、ギャラクティカの彼方にファントムした作品(加山竜司/フリーライター)

「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ



『背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~』横田卓馬(集英社)【Amazon

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「週刊少年ジャンプ」で連載中のダンスマンガの2巻が早くも発売です。ダンス初心者のふたりが初めて挑むダンスの試合の巻です。ドレス、お高いんでしょうねぇ。髪型は事前にセットするとか。うんちくも溜まりつつ、いざ試合シーンに。これがまた「ジャンプ」らしくないけれど、王道の青春もの、成長もの。先輩たちが先輩してる人間関係も素敵です(山本浩平/まんだらけうめだ店コミックスタッフ)

マンガを読んでいてストレスに感じることはないだろうか。人物の行動が理不尽に左右されたり、説明されていた事柄が反故にされたり、話の都合で論理的一貫性が損なわれたり、そういうことがある。少年マンガではよく聞くことだ、が、べつだんそれに限ったことではない。単純に、熱心に読んでいると目につき鼻につくようになる、そういうことなのだろう。ここにはそれがない。びっくりするくらいストレスフリーに、何もかも脱ぎ捨てたように快美感だけを味わえる(raven/ディレッタント)

「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ

『異世界居酒屋「のぶ」』蝉川夏哉(作) ヴァージニア二等兵(画)転(キャラクター原案)(KADOKAWA) )【Amazon

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異世界と繋がってしまった居酒屋を舞台にしたグルメもの。異世界人たちが、現代日本の食にカルチャーショックを受けていきながら、日々の疲れをいやしていく温かい作品(麻野昌三/わんだ~らんど なんば店店長)

最近異世界ものが目につく様になりましたが、「異世界居酒屋のぶ」はそれに居酒屋ものを組み合わせたもの。日本人なら誰でも知っているような居酒屋メニューに感激する異世界の住人たちがなんともおもしろい。それにしても年末にコミックスを出したのは出版社としても何か狙ってますね(笑)(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)

「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ





『日常』あらゐ けいいち (KADOKAWA)【Amazon

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『日常』最終巻、とても日常らしくどたばたしながら、未来への希望を予期させる素敵なラストでした。ちゃんみおがマンガ化になるくだりは何度見てもすごい(たまごまご/ライター)

最終巻。アバウト10年10巻とおしてかわいいとおもしろいを問い続け追い続けていた求道の書。10巻もいつもどおりかわいいとおもしろいがあふれんばかり。というより特装版は実際にあふれてて2巻組になっているのです(すけきょう/ブログ「ポトチャリコミック」管理人)

「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ

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