『ニンジャスレイヤー』ブラッドレー・ボンド/フィリップ・N・モーゼズ(作)田畑由秋(脚)余湖裕輝(画)(KADOKAWA / 角川書店)【Amazon】
■アニメ化も決まった『ニンジャスレイヤー』のマンガ版に、いよいよ人気ヒロインの女子高生ニンジャ、ヤモト・コキがメインになるエピソードが登場! 待ってましたの一言です。カワイイとサツバツを両立させる余湖センセイの画力にうっとり(宮本直毅/ライター)
『魔街の坂』中村哲也(KADOKAWA/エンターブレイン)【Amazon】
■中村先生がまっすぐにヒーローを、カッコいい男の生きざまを描くことに挑戦した意欲作。カッコいい男ってなかなかいないんですよね。それだけにこの主人公・イェーガーの勇姿を追っかけたくなります(塚本浩司/コミック・同人誌専門書店「COMIC ZIN」商業誌部門責任者)
『幸福荘の優しい恋人』けろりん(エンジェル出版)
■基本的に成人向けは避けているんですが、この作品は別。老若男女皆さんが楽しめるエロマンガです。(稀見理都/エロマンガ家インタビュアー)
『幼式便所』みやはらみみかき(ヒット出版社)
■エログロと牧歌的な展開が同居する独創性あふれるエロマンガ(ナデガタ/マンガ感想ブログ管理人)
『ぼけまん』いましろたかし(KADOKAWA/エンターブレイン)【Amazon】
■雑誌発表時に「この枯れ具合はさすがにどうか……」と思った表題連載を通して読みかえしたら、情感たっぷりで、自分でもビックリするぐらいおもしろかった。いつも以上に「男の果て」エッセンスが濃密に詰まった1冊(大西祥平/マンガ評論家)
『天空侵犯』三浦追儺(作)大羽隆廣(画)(講談社)【Amazon】
■オチを見ないことには評価しにくいが、とりあえず最後まで読みたくなる吸引力がある(浜波孝至/「BOOKSなかだ」魚津店 営業担当)
『フリンジマン』青木U平(講談社)【Amazon】
■斬新な題材という一点だけでも、男性としては取り上げざるをえないのだ(kaito2198/海外翻訳者)
『匿名の彼女たち』五十嵐健三(講談社)【Amazon】
■1巻からクオリティやテンションが落ちない。本当は多量に理想化されているけども、「客観的な男性の風俗観」に仕上げている感覚がすごいと思う(紙屋高雪/ブログ「紙屋研究所」管理人)
『惨殺半島赤目村』武富健治(泰文堂)【Amazon】
■70~80年代のエンタメの味わいが濃厚に出た作品。武富の劇画風の絵柄はそうした作品世界にフィットしている(廣澤吉泰/ミステリコミック研究家)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『TAIL STAR』okama(集英社)【Amazon】
■okama先生久し振りのオリジナル長編。繊細かつ大胆な絵で、王道少年マンガのような物語。1巻はやや展開が遅いので、2~3巻までまとめて読んでみてほしいです(ササナミ/ブログ「雑食商店街3373番地」管理人兼書店員)
『たそがれたかこ』入江喜和(講談社)【Amazon】
■待望の2巻では、ついにたかこさんが読者も仰天のイメチェン。たかこさんが自ら動き出すことで、周囲も動き物語が進みだしていく過程が爽快(梅本ゆうこ/ブログ「マンガ食堂」管理人)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
アンソロジー『(秘)人妻ざかり 女陰づくし』(竹書房)
■引間道夫先生の作品が、吐きそうになるくらい大量に読めるなんてシアワセ! 的な!(劇画狼/漫画始末人・おおかみ書房代表)
『喝 風太郎!!』本宮ひろ志(集英社)【Amazon】
■修行寺から下山した僧侶・喝風太郎が、現代人の悩みを聞き、念仏を唱え、仏教説話を引用した法話をする……と、なんだか説教くさいマンガのように思うかもしれないが、最終的には風太郎が竜巻を起こして力業ですべてを解決する。なにを言っているかよくわからないかもしれないが、本当にそういう話なんだからしょうがない。伝説のリストラマンガ『まだ、生きてる…』の主人公もスピンオフ登場(加山竜司/フリーライター)
『リアルアカウント』オクショウ(作)渡辺静(画)(講談社)【Amazon】
■ありそうでなかったツイッターをテーマにしたリアルアカウントは今ならでは。ツイッターのあるあるネタを皮肉ったブラックユーモアな部分が、なかなかぞくぞくさせてくれる(塞神雹夜/祓魔師)
『アラサーちゃん 無修正』峰なゆか(扶桑社)【Amazon】
■アラサー女性の生態をもっとも的確に描く本作は、1巻から衰えず、さらにパワーアップ!(倉持佳代子/京都国際マンガミュージアム)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『あの頃。 男子かしまし物語』劔樹人(イースト・プレス)【Amazon】
■ゼロ年代に関西のライブハウス界隈に出入りしていた人なら格別の思いを抱かずにいられない1冊。とはいえ、そんな設定をとっぱらえば、中身は極めて普遍的なDT男子青春群像劇。サブカル男子からは多大な共感を呼びそう。腐女子的には彼らのしょーもないいじりあいに萌え(井口啓子/ライター)
『IN THE APARTMENT』絵津鼓(大洋図書)【Amazon】
■BLです。カップルは大人になって再会した小学校時代の同級生同士(「攻」が主人公です)。セックスを含むさまざまな接触を通して、ほぼ理想的な甘えあう関係が描かれているのがすてきなところです(セックス描写はそんなに重点が置かれていません)。それぞれが抱えている問題は仕事や家族関係で地に足のついたものですが、暗くは感じません。白っぽい画面のせいでしょうか。デビュー単行本。次作も読みたいと思います(白峰彩子/書誌屋)
『東京DTED』コタニヨーコ(白泉社 )【Amazon】
■DTにしてEDの主人公が東京のガールズバーで女の子に囲まれて働くという、一見ニヤニヤ系マンガのような設定なのだが、読むとえぐり方がすさまじい。思春期のスネの傷をえぐって塩を塗るような殺傷力の高さ(小林聖/フリーライター)
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