『バトル少年カズヤ』中川ホメオパシー(リイド社)【Amazon】
倫理も常識も存在しない混沌ワールド。そこに曼荼羅めいた宗教世界まで詰めこんできて、読む側の処理(ツッコミ)速度をオーバーしてる。目が滑るような読み心地(漫画トロピーク/謎の社会人漫画サークル)
読めば読むほど何がおもしろくて何がおもしろくないのかわからなくなってくる、まさに「読むドラッグ」。おもしろいのかどうかはわからなくなっても、この現象と作品が「スゴイ」ことはわかる(いのけん/麻雀マンガブログ管理人)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『良い祖母と孫の話』加藤片(小学館クリエイティブ)【Amazon】
読みすすめるのに少し抵抗があるかもしれません、しかし最後まで読むと涙してしまうこと間違いなし!! 心がエグられるお話です(旭屋書店なんばCITY店 平田/旭屋書店なんばCITY店 コミック担当)
お祖母ちゃんネタはズルイよ、と思いつつ、胸はグイグイ締めつけられる。web発だからこそ、良質な作品であれば一気に広まる、という好例(ツクイヨシヒサ/マンガ評論家)
『おいしいロシア』シベリカ子(イースト・プレス)【Amazon】
最近流行の旅コミックエッセイのなかでは秀逸。ボルシチ、ビーフストロガノフ、ガルプツィ(ロールキャベツ)、バターを塗ってイクラをのせた白パン。ピンクの外壁の宮殿や美術館、キリル文字、サモワール、ダーチャ、シャシリク……。「ロシアに薄切り肉という文字はない」「何にでもスメタナ(サワークリームのようなもの)を掛けたがる」といったロシアあるあるネタも楽しい。「くらい・さむい・こわい」といったおそロシアなイメージが覆されます(井口啓子/文化系ライター)
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『囀る鳥は羽ばたかない』ヨネダコウ(大洋図書)【Amazon】
ヤクザBLのなかでも「本職」周りの男性らにも話題の作品。抗争、裏切りが激化するなかの静かで甘やかで濃密な時間。死と紙一重の世界だからこそより愛おしい……にしてもなんてヒキだ!!!!! 続きはまだ先なのか……すぐ見せ、いや読ませろー! 今巻はアクションも人の心の機微もてんこもり、静と動の対比がすばらしい(澤水月/報道勤務、ライター、平山夢明mixiコミュ管理人)