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【ランキング 番外編】 このマンガだってすごい! アンケート参加者イチオシ単行本(4/1~4/30発売)

2015/05/27


ランキングのアンケートにご協力いただいたみなさんから寄せられた、多数の作品に対する推薦コメントのなかから、編集部がごくごく一部をピックアップしてご紹介!
マンガ愛読者たちの熱い声がここに!


『ラーメン食いてぇ!』林明輝(講談社)Amazon
■ラーメンがつなぐ人の命の話。ちなみに下巻は、併録されている短編が『宇宙兄弟』のようでおもしろい。(happysad/「マンガ一巻読破」管理人)
■何かを食べたいという欲求は生きたいという欲求であるということを、押しつけがましくない形で描いた良質な作品。荒野で遭難して絶体絶命の美食家、リストカットで自殺を図った女子高生、妻を亡くして店を続ける意欲を失ったラーメン屋の老人……これらが序々に結びついていく第1話でぐいっと心をつかまれれば、あとは最後まで引きこまれていきます。そして塩ラーメンが食べたくなる! (宮本直毅/ライター)

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『はねバド!』濱田浩輔(講談社)Amazon
■ハード路線にシフトしてきている美少女バドミントンマンガ。不思議ちゃん風味だった主人公がバドミントンの天才、そして怪物としての狂気を全開にしてきていてシビれます。『ノーマーク爆牌党』で、ノー天気な天才肌の主人公・爆岡が、勝利を重ねるにつれ、人間味のない怪物になっていくケースとイメージが重なります。(ナデガタ/漫画感想ブログ管理人)


『ちはやふる』末次由紀(講談社)Amazon
■単なる競技かるたスポ根から、ようやく主人公たちの人間ドラマに重点が移ってきて、目が離せない展開。(境真良/国際大学GLOCOM客員研究員)


『シトラス学園 バニラ』山本ルンルン(宝島社)Amazon
■子供の無邪気さと生意気さ、邪悪さがほどよく煮つまった物語。(ナデガタ/漫画感想ブログ管理人)


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「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ

「ロングレビュー」でのご紹介は、コチラ

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『中2の男子と第6感』福満しげゆき(講談社)Amazon
■そこにいないはずのムチムチメガネ女子が見えてしまう中2男子。それは妄想なのか霊的存在なのか。話が進むにつれて彼女の正体がますますややこしくなって、ますますおもしろくなる。生きづらい思春期の少年少女にとって、イマジネーションが生み出した自分の味方は、厄介でありつつ大切な心のセーフティーネットなのだ。(稲垣高広/ブログ「藤子不二雄ファンはここにいる」管理人)
■ひきこもり少年の脳内に謎少女がやってくる。怠惰でダウナーなしょうもない状況へのシンパシーと、空から降ってくる系女の子という最高のファンタジーがあわさって好みにドンピシャ。じわじわと妙な方向へ加速していく物語は話を経るごとに味わい深くなる。(ナデガタ/漫画感想ブログ管理人)


『境界のないセカイ』幾夜大黒堂(KADOKAWA)Amazon
■課題図書。(種村理沙/「KYTIMKYM」管理人)
■『あいこのまーちゃん』とともに出版問題を乗りこえた作品として。そしてそれをぬいても傑作なので。本作は「性転換」という、マンガの1ジャンルの抱える問題を一手にひきうけた話題作。社会的問題は? みんなからどう見られる? 世間の恋愛観は? よく切りこんだと関心した。(たまごまご/ライター)

特集記事でのご紹介は、コチラ


『スズキさんはただ静かに暮らしたい』佐藤洋寿(徳間書店)Amazon
■青田買い推奨。殺し屋には見えないがさつな美女が隣の親子の窮地に立ちあい、息子を救出。母親をなくした少年と渋々逃避行をすることに……。逆『レオン』的な設定なんだけど順調におもしろい。画力も構成力も圧巻。広げたふろしきをどうたたむのか期待しております。(奈良崎コロスケ/博奕・マンガ・映画の3本立てライター)
■女殺し屋と少年の組みあわせは斬新。本当に商業誌第一作なの?と疑ってしまう実力。(早川博志/恭文堂コミッククラフト店)


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『CANDY POP NIGHTMARE』氷川へきる(スクウェア・エニックス)Amazon
■今巻は日常編に戻り、いつものギャグと同時に『ぱにぽに』のキャラも出てきまして、思わず懐かしんで読んでしまいました。月日が経っても変わらない『ぱにぽに』キャラに何か安心してしまったり。それでも、伏線は張っていますのでこれからの展開が楽しみです。(種村理沙/「KYTIMKYM」管理人)

『ベルベット』エド・ブルベイカー(作)スティーブ・エプティング(画)吉川悠(訳監)山根真紀(訳)(Sparklight Comics)Amazon
■2014年に映画が公開され、スーパーヒーローとポリティカルスリラーを融合させ世界全体で700億円以上のヒットを飛ばした『キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー』、その原作を担当し、ウィンターソルジャーのキャラクターを確立させたクリエイターチームの送る、オリジナルの作品がこの「ベルベット」。70年代を舞台に、濡れ衣を着せられた40代の元凄腕女スパイが巨大な陰謀に巻きこまれ、孤独な戦いを始める…というかなりアメコミとしても珍しいシチュエーションだ。スピード感あふれるスリラーにしあがっており、また読み進めるごとに謎が深まる、続きが気になることうけあいの、冷戦期の雰囲気たっぷりのコミックだ。(Captain Y/アメコミブロガー)

『BW(ビューティフルワールド) 麻雀星取伝説』志名坂高次(竹書房)Amazon
■近代麻雀で連載された正統派SFマンガが完結。対決方法こそ麻雀だが、人類の電脳化、地球の未来というテーマを描いて、よし。(soorce/オヤジ漫画系ブロガー)

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『となりの関くん』森繁拓真(KADOKAWA)Amazon
■7巻目になるが、まだネタ切れ、息切れ感はない。マンネリを超えて、教室の小宇宙は少しずつ広がっている気さえする。(卯月鮎/書評家・ゲームコラムニスト)

『ハルモヤさん』まんしゅうきつこ(新潮社)Amazon
■「体はおばさん、心はコドモ」というキャッチコピーにドキッとした人は私だけではないはず! 大人たるもの、どんなときも笑顔でポジティブにうまく立ち回るべし……みたいなのが正義とされる時代、ハルモヤさんのダウナー&ネガティヴさに救われる人は少なくないはず。ナイスキャラ多しですが、なかでも落ち武者サイコー。五月病の季節、がんばりすぎてキツくなってしまう前にぜひ。今後の展開にも期待! (井口啓子/文化系ライター)

「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ


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