『姉の結婚』第8巻
西炯子 小学館 \429+税
(2014年11月10日発売)
足かけ4年に渡って「月刊フラワーズ」にて連載されたアラフォー純愛物語も、ついに完結。
離婚が成立した真木誠から、40歳の誕生日にプロポーズされた岩谷ヨリ。真木は出世コースを捨て、離島で開業医となり、ヨリと幸せに暮らす道を選んだ。
そんなおり、一度はあきらめたはずのドイツ留学の話が舞い込む。真木は「一緒についてきてください」と頭を下げるも、ヨリは戸惑いを隠せない。
ぽっちゃり少年からイケメン精神科医に変身した中学時代の同級生・真木と、割り切った不倫を続けつつ、お見合い相手から求婚されて関係を清算。その話も破談となり、再びアラフォー独身“ぼっち”生活へ……。
東京から九州の地元に戻ってからの1年間、めまぐるしく状況が変わるなかで自分を見つめ直してきたヨリ。ようやくなんの障害もなくなり、晴れて真木と結婚かと思いきや、土壇場で大波乱が待ち構えていた。
最後の最後まで不器用な2人は、無事に結ばれるのだろうか?
ハラドキ×感涙のクライマックスは、「あとがき」を含めて見逃せない!
<文・奈良崎コロスケ>
68年生まれ。東京都立川市出身。マンガ、映画、バクチの3本立てで糊口をしのぐライター。中野ブロードウェイの真横に在住する中央線サブカル糞中年。
「ドキュメント毎日くん」