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田島列島『子供はわかってあげない』インタビュー【後編】 キャラクターと一緒にマンガを作っていく 

2015/01/19


アナログ派の田島先生は原稿もすべて手描き

――ジョニーは筆で描いてますよね。

田島 そうですね。

筆で描いているという暴れ馬ジョニー。なんとも言えないのほほんとした雰囲気がたまらないひとコマ。

筆で描いているという暴れ馬ジョニー。なんとも言えないのほほんとした雰囲気がたまらないひとコマ。

――デジタルは?

田島 まったく使ってません。すべて手描きです。

――カラーもですか?

田島 はい、カラーは水彩です。

――今時、珍しいですね。

担当 田島先生はかなりアナログというか、ご自宅にインターネット回線も引いてません。パソコンも、DVD再生機として使ってますよね。

――それはどうして?

田島 めんどうくさいじゃないですか(笑)。

担当 ですから読者さんの反応も、僕がツイッターからコピペしたものを出力してお渡ししたり、写メを撮って送ったりしてます。

――読者の反応は気になりませんか?

田島 意識的に見ないようにしています。怖いので、自分の名前は絶対に検索しません。

――じゃあ作業中はひとりで黙々と描き続けているんですか?

田島 あ、ラジオは聞きます。J-WAVE。

――漫画家さんだと作業中にラジオを聞く方は多いですね。J-WAVEにはこだわりがあるんですか?

田島 いやぁ、自宅でいちばんきれいに聞こえるからです。

――内容じゃなくて電波の問題でしたか。

田島 作業中のBGMですから、ノイズがあると気が散っちゃうので(笑)

――先ほど「山ごもりみたい」と言いましたが、本当に描くことに集中してたんですね。

担当 連載中は、描いて寝て描いて寝て、の繰り返しだったみたいで、昼夜逆転がすごかったですよ。逆転というか、つねにズレ続けている感じでした。

田島 寝ると絵が下手になると思っていましたから。


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