いよいよ今日からGW。
せっかくの連休だし、どこかに行きたくて、飛行機やレンタカーを取ろうにも、すでにいっぱい……。
ていうか、遠出をする気力もお金も友だちもないわ!!!!!!というそこのアナタに……
超朗報でっす!!
コミックスの累計発行部数は約2000万部、テレビアニメの最高視聴率は31.6%というスポーツマンガの金字塔、「あしたのジョー」が連載開始から50周年を迎えたことを記念して、「あしたのジョー展」がなんと、本日4月28日(土)から5月6日(日)までの8日間限定で東京ソラマチ®︎5F スペース634にて開催!!!!!
「あしたのジョー」のみならず、「紫電改のタカ」や「ひねもすのたり日記」など、ちばてつや先生の大ファンである「このマンWEB」班は、ひと足早く内覧会にお邪魔し、めくるめく「ジョー」の世界にどっぷりと浸ってきました!
今回は、その展示の様子を最速レポートしちゃいます!!!
こんな緻密なイラストが、50年前から描かれていたとは……
展示会に足を踏み入れるとまず目に飛び込んできたのは、原作・梶原一騎氏の子息である高森城氏と作画担当のちばてつや先生が厳選した原画の数々が、両氏のコメントつきで掲載されているコーナー。
さらに、ジョーと力石徹の一戦を描いたシーンや、伝説のラストシーンの原画も展示!
また、戦闘シーンのみならず、「丹下拳闘クラブ」に集まるドヤ街の子どもたちを描いたシーンや、街の様子を描いた日常的なシーンの原画も掲載。細部にまで描きこまれており、あまりの緻密さに息をのんでしまうこと間違いなし。
展示会に、ちばてつや先生ご登場!
みんな大好き「西のうどん回」にはある想いが……!?
さらに内覧会には、なんとちばてつや先生が登場!
「アニメも非常におもしろく、アニメを見てから原作を読んだという方も多いです。そういうことも含めて、ずっと人気であり続けていると思います」と、50年の時を経て今もなお愛され続けている「ジョー」の魅力について語られていました。
執筆当時の思い出話のなかで、減量に苦しむジョーが、公園でみかんが食べたくなってしまうシーンについて、「戦後に中国から引き揚げた際に、空腹のあまり道に落ちていたおまんじゅうを弟と食べたら、じつは馬糞だった、という話からきているんです」という衝撃エピソードも明らかに!
アニメ「ジョー」のハーモニーや新作アニメ「メガロボクス」の設定資料など、アニメーションもすごい!
「あしたのジョー」は、マンガのみならず、アニメの「ジョー」のファンも多いことも特徴的。
展示会では、「ハーモニー」と呼ばれる止め絵のセル画や、演出を手がけたアニメーション監督・出﨑統氏の貴重な絵コンテも展示!
特にハーモニーの原画は、圧巻! 驚きに満ちています。
また、現在TBSにて放送中の、「あしたのジョー」を原案とした新作アニメ「メガロボクス」コーナーも展示!
なお、会場にはリングを背景にした撮影スポットも設けられている。グッズも充実しており、マンガファンもアニメファンも、そして「メガロボクス」ファンも楽しめる展示会になっているので、ぜひ一度足を運んでみるべし!
詳細な展示会情報はコチラ!こちらも好評発売中です!
展示会では、アニメ「あしたのジョー」の世界として、演出の出﨑統氏が遺した生原稿やセル画が多数展示されていますが、展示会を見て「出﨑統をもっと知りたい!」 「「ハーモニー」ってどうやって出来てるの……?」と興味をもった方は、ぜひこの本をおススメします!!
『完全解析! 出﨑統 アニメ「あしたのジョー」をつくった男』
別冊宝島編集部:編 宝島社 ¥1,600+税
(2018年3月26日発売)
『あしたのジョー』『あしたのジョー2』を中心に、『ガンバの冒険』『スペースコブラ』『エースをねらえ! 』『宝島』といった日本アニメ史に残る不朽の名作を総チェック!
さらに、現在のアニメの演出でも多用されている、「ハーモニー」「透過光」「繰り返しショット」をはじめとした、いわゆる「出﨑演出」と呼ばれる特殊技法をカラー解析!
アニメ『あしたのジョー』の魅力を多角的に分析した、読み応えたっぷりの1冊です!