このマンガがすごい!WEB

一覧へ戻る

【2014年の「このマンガがすごい!WEB」をふり返る】日刊マンガガイド編

2014/12/30


2015年まで残り2日、時間で表すと28時間。…時間で考えると本当にほんの少しな気がしますよね。 というわけで「このマンガがすごい!WEB」の2014年を振り返る歳末特別企画も、残すところあと2回となりました。

今回振り返ってみるのは「日刊マンガガイド」。
現在、国内で発行されるマンガ単行本は平均して毎月約1,000冊。そのなかから「このマンガがすごい!WEB」が誇るライター・レビュアー陣が読者のみなさんにオススメしたいマンガをピックアップして、そのショートレビューを1日何本も配信しています。
もちろん今日も配信されていますし、今後もお正月だろうが、どんな時でも欠かさず配信していく予定です!(たぶん)

そんな毎日かかさず配信してきた記事は、オープンからたった約半年で、本日までに配信された数がなんと約700本におよびます! いやーすごい数ですよね。
本当なら全部をご紹介したいのですが、さすがにそれはできないので人気順に…ここではそのごくごく一部をご紹介。
どれもオススメの記事ですので、ぜひリンク先を確認してみてください!


●「このマンガがすごいWEB」2014年をいろどった「日刊マンガガイド」特集

【オトコ編】

『神様、キサマを殺したい。』第2巻 松橋犬輔

KAMISAMAkisamawwo_s02

家族に起きたことで、生きる希望を失った女子高生・咲村千穂は、自殺の直前、殺人を目撃。その犯人である・マコちんに殺されそうになることから端を発する物語。

千穂の発したある言葉をきっかけに、千穂は殺されず、逆にマコチちんが千穂の憎んでいる人を殺してくれるという、ある種の共闘関係が生まれるます。
しかしそのマコちんは、「自分の成長のため」という到底理解のできない理由でニッコリ笑って人をぶっ殺す人間。
いつ殺されるかわからない緊張感のある関係性は見どころです。
しかも追っ手側(警察)にも一癖も二癖もある人間が出てくる先の読めない展開。一度手にしたら読む手が止まらなくなるちょっと新しい感じのサイコ感が妙に気になる怪作のだけに、レビューも注目を集めました。(2014年7月21日配信)


『巴マミの平凡な日常』第2巻 あらたまい

TOMOEMAMInoHEIBONna_s02

あの人気アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のスピンオフ作品……ですが、あのお姉さんキャラとしてみんなの憧れの先輩的キャラだった巴マミさんが自堕落30代女子、いわゆる「干物女」として変貌を遂げたているという、日常系コメディマンガです。
あのマミさんが、中学のジャージに身を包みワンカップやバレンタインデーであげるはずだったチョコをむさぼる姿は、アラサー女子萌えの方にはたまらない? …いやショックです。しかもマミさん、空想上で彼氏を作ったり、とかなり重症な模様。

人気アニメのパロディでありながら、むしろアラサー女子おひとり生活ものとして評価され、編集部が勝手に選ぶ「“ぼっち”マンガベスト10」にもランクインしました。(2014年08月24日配信)


『アナーキー・イン・ザ・JK』 位置原光Z

anarchy_s01

2014年、にわかに盛り上がった(?)コアトレンドのひとつが“単眼女子”!
本作でもカバーイラストに大きくフューチャーされた単眼女子高生・吉川っちの存在が話題に。ただこの作品は単なるインパクト勝負ではなく、単眼を髪の色や身長の高低差と同レベルの「個性」として描き、結果的に吉川っちから「かわいい」以外の無駄を廃してしまっているところに大注目!
はやりの「人外女子」だけに、レビューも好評でした!(2014年6月8日配信)


【オンナ編】

『私たちには壁がある。』第1巻 築島治

watashitachi_s01

2014年の少女マンガ界を象徴するキーワードが、今年のユーキャン新語・流行語大賞のトップテンにも選ばれた「壁ドン」。その存在そのものの真偽は取りざたされつつも(笑)、「このマンガがすごい!」では壁ドン代表作品として、今なお大人気の記事「胸キュン必至! 女子がときめく“壁ドン”ベスト10」(2014年8月24日配信)にも選ばれました!(2014年6月30日配信)


『Deep Water〈深淵〉』 清水玲子

deepwater_s

4歳の少女が、熊本の湖で遺体となって発見されたところからスタートするこの作品。
主人公・高比良澄(たかひらとおる)が卓越した判断力と推理力で絵画を連想し、宗教的なメッセージを読みとり、事件への解決に迫っていくうち、6年前のある少女が関わった事件との酷似性に気づき……。ここから展開される重厚感あふれる本格的なパズラーは、上質の海外ミステリーを読んでいるよう。
女性向けマンガながら、レビューはミステリファンの男性にも、評価が高かったようです。

(2014年7月15日配信)

『猫と私の金曜日』第6巻 種村有菜

NEKOtoWATASHIno_s06

なんだかんだ言ったって少女マンガは「愛(ラブ)」!
著者の種村先生にリツイートもいただいた、このレビュー。
日刊マンガガイドでは、本作(小学生男児と女子高生、しかもいとこ同士のカップル!)のように様々な愛のカタチをレビューでお届けしています。(2014年10月8日配信)

いかがでしたか。約700作品のなかからビューのよかった記事を一部ですがご紹介しました。
今回ご紹介した記事以外も、みなさんが見逃していたおもしろマンガの紹介記事があるかもしれません。冬休みのお供に、見ていただけると、新しい発見があるかもしれませんよ!

明日は大晦日。2週に渡ってお送りしてきた歳末特別企画も最後となります。
そんなラストを飾るのは、毎日その日にちなんだマンガをご紹介している「きょうのマンガ」です。お楽しみに!

関連するオススメ記事!

アクセスランキング

3月の「このマンガがすごい!」WEBランキング