第7位(84ポイント)
『ふしぎの国のバード』 佐々大河
『ふしぎの国のバード』
佐々大河 KADOKAWA
明治時代初期に日本を訪れた実在の女性冒険家イザベラ・バードの『日本奥地紀行』をベースに、江戸の名残を残す19世紀日本の風俗や習慣に触れるバード女史の驚きと感動に満ちた物語。
掲載誌において展開する“異文化に触れる女性”をテーマとするマンガの最新作にして新機軸。
新しいキャラクターの新しい冒険が、歴史ファンだけにとどまらず、多くの読者を惹きつけました。
オススメボイス!
■明治時代の日本を旅した実在の人物イザベラ・バード。彼女の日本紀行をコミカライズ! 秘境をゆくバードさんの探求心は読者の好奇心まで突き動かします(麻野昌三/わんだ~らんどなんば店店長)
■イザベラ・バードの『日本奥地紀行』をベースとした、明治の日本探訪記。明治初頭の日本にタイムトラベルできる(加山竜司/フリーライター)
■今や失われた「ふしぎの国」明治日本を旅し、記録せんとするバードさんの使命感、そして、率直な眼差しで異文化を見ようとする姿勢に心打たれる。(漫画トロピーク/謎の社会人漫画サークル)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!!
第8位(64ポイント)
『とめはねっ! 鈴里高校書道部』 河合克敏
『とめはねっ! 鈴里高校書道部』
河合克敏 小学館
鈴里高校と鵠沼学園の合同夏合宿で「書の甲子園」に向けての作品作りもいよいよ終盤に。
合宿最後の夜、ようやく何を書くか決めたユカリは、完成に向け筆をとる。
書道というテーマに、あまり主人公らしくない主人公を擁しての文化系青春コメディが、ついに完結。
ほのかな恋愛も含みつつ展開した書道部員たちの群像劇に、惜しみない称賛が寄せられました。
オススメボイス!
■いやあ、青春っていいものですね、の爽やかな大団円である。作者にとっては初のヤング誌での連載だったが、これまで以上にフレッシュな少年と少女の活躍が繰り広げられていた。題材が題材であるがゆえに「身」と「心」とでは、「心」の成長の方に重点の置かれた内容となっているのも、ギークやナードが主流となりつつある現代のイメージにマッチしていたように思う(森田真功/ライター、ブログ「Lエルトセヴン7 第2ステージ」管理人)
■おそらくヤングサンデーコミックスとして発売される最後の作品。書道に興味がなかった人でも主人公の成長物語として充分に楽しめたはず(早川博志/恭文堂コミッククラフト店)
■「ヤングサンデー」からの長期連載作がついに完結。「書道」という異色テーマを、その独自世界、そのジャンルでの向上とは何か、主人公たちの成長と、青春マンガとして描ききった(soorce/オヤジ漫画系ブロガー)
第9位(56ポイント)
『うちの妻ってどうでしょう?』 福満しげゆき
『うちの妻ってどうでしょう?』
福満しげゆき 双葉社
小心者な漫画家の「僕」と、いつも笑顔で時々キレる「妻」の、日々の出来事を描く、半自伝系エッセイマンガ。
8年という長きにわたる連載期間のなかで、2人の子どもが生まれたり、一戸建ての家を購入したりと、ほぼリアルタイムで漫画家・福満しげゆきの追いかけたことになる本作。
ささやかに見えながらも多幸感に満ちた物語の完結に、読者から称賛の声があいついで寄せられました。
オススメボイス!
■福満しげゆき先生とカラスヤサトシ先生のブレイクは、平成のこの世にあってマンガ界にとって明るい兆候であり事件! と感じるのは私だけではないはず。妙に艶っぽい奥さまとの日常。濃厚なあとがきも最高な完結巻(今村方哉/レコード会社勤務)
■7巻にもわたる大河エッセイコミックも終了しました。最後までブレがないマンガでありました。ということはつまり作者の妻に対する愛もブレてないということになります。つまりタイトルの答えも出たということになります。すばらしいことです(すけきょう/ブログ「ポトチャリコミック」管理人)
■また好きな作品がひとつ終わってしまった…。妻ちゃんに会えなくなるのが寂しい。(倉持佳代子/京都国際マンガミュージアム研究員)
第10位(54ポイント)
『阿・吽』 おかざき真里(著) 阿吽社(監)
『阿・吽』
おかざき真里(著) 阿吽社(監) 小学館
時は平安。幼少時からその才能を見こまれ仏僧のエリートコースを歩む最澄と、官吏になるため入った大学で仏教と出会った空海。
やがて世界を変える2人の天才が地をはうようにもがきながら歩む仏道を描く。
最澄と空海という、日本史上もっとも名高い2人の仏教僧の生き様を描いた作品に、「続きが気になる!」という声がますます高まっています。
オススメボイス!
■天才が新しい宗教を作る、その過程がすさまじく容赦がない。理不尽と不条理にあふれているし、それでも曲がらない男がすごいし、話全体に暗くて熱い、止められない川が流れているように感じます(アキミ/ブログ「ボーイズラブを読む!」管理人)
■2巻に入って俄然おもしろくなってきました。個人的に、自由な天才・空海より、真面目な秀才・最澄に人間味を感じるのですが、グッと最澄のキャラクターが深くなり、物語にも深みが増してきました(境真良/国際大学GLOCOM客員研究員・経済産業省国際戦略情報分析官(情報産業))
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