あっというまに1年の半分がすぎてしまいました。
これからますます暑い夏に入っていくわけですが、夏といえば「リア充」たちにとっては、海とか花火とかデートに最適なイベントが盛りだくさんですよね!
でも私は、そんなことより、涼しい部屋で充実したマンガライフを送ることのほうが重要なんです! みなさんも、そうですよね!? 嘘でもそうだといってください! っていうかいえ! ムキー!
と暴走してしまいましたが、7月の「このマンガがすごい!」ランキングにランクインはしなかったものの、今猛烈にキテいると「このマンガがすごい!」選者のみなさんがおすすめするマンガを一挙にご紹介いたします!
『いなり、こんこん、恋いろは。』よしだもろへ(KADOKAWA)【Amazon】
ひとりの少女の恋物語であり、一柱の女神の恋物語であり、少女マンガであり、青年マンガであり、何よりも名作でした。すばらしいまでの大団円で読後感も申し分ないおもしろさでした(フラン/ブログ「フラン☆Skin」管理人)
アニメが終わったあともテンションが下がらず、とても立派な大団円を迎えた。拍手(後川永/オタク系よろずライター)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『フイチンさん 復刻愛蔵版』上田としこ(小学館)【Amazon】
『フイチンさん』は上田としこの代表作であり、これまで何度か刊行されている。連載中に講談社から2冊本で刊行されたのにはじまり、オンデマンド版を最後にしばらく入手できない状態だった。それらをふまえてさらによりよい単行本化を試行錯誤され、今回の刊行に至った。一読者として素直によろこびたい。はじめて読む人はフイチンさんのすこやかさ、リイチュウのかわいらしさをあじわってほしい(白峯彩子/書誌屋)
村上もとかの『フイチン再見!』の主人公・上田としこのあの作品って、こんなマンガだったんだなあ。ふんわり、おもしろい(オオタシンイチ/カメラマン)
『アイアンアッガイ』曽野由大(KADOKAWA)【Amazon】
問答無用のおバカマンガ……のはずなのに、とっても爽やかな読後感に脱帽。バンザイマークに郷愁を感じる方はもちろん必携の1冊ですが、アッガイ好き以外の方にもぜひ読んでもらいたい作品です(杉山陽一/COMIC ZIN 秋葉原店 コミックバイヤー)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『たましいいっぱい』おくやまゆか(KADOKAWA)【Amazon】
特異な雰囲気の短編集。収録作のうち、『しりこだまラプソディ』シリーズがとくにお気に入り。なんだか変で、ゆるゆるふわふわしているのに、生命の神秘に迫っているような鋭さを感じさせる(稲垣高広/ブログ「藤子不二雄ファンはここにいる」管理人)
『うせもの宿』穂積(小学館)【Amazon】
探し物が見つかる不思議な宿……つまり、失せ物が見つかったら宿を出なければならない。だれにも平等に与えられたその権利をひとり拒み続ける女将さんと、彼女を見守るマツウラの関係がせつなくて、次の最終巻を迎えたいような迎えたくないような複雑な心境です。でも、だからこそすばらしい(りる/感想系ブログ『空夢ノート+』管理人)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『パルパル&ロケッタ』おがきちか(少年画報社)【Amazon】
ほのぼのファンタジーで楽しく読みました。頭からお尻まで作者のぽちゃ愛がつまった1冊。しかし、おがき先生、ホントにおでぶちゃんが好きですね(笑)!(冬蜂/風俗情報サイト「フーゾクDX」制作部)
作家さんの描きたいもの、というか昔から持っている怨念のようなものが出ている作品、ある意味作家さんそのものが出ている作品は強烈なパワーがあってすごく惹かれます。この作品はおがきさんのファンタジーと、そしてデブへの思いがあふれた作品でとても魅力的です。ただ描きたいものを描いているだけでなく、きちんと娯楽作品に昇華させているのがまたすばらしい作品だと思います(塚本浩司/COMIC ZIN 商業誌部門責任者)
『とりあえず、畑で暮らしてみる。』高木ちえこ(KADOKAWA)【Amazon】
憧れのスローライフ讃歌というよりは、森達也「いのちの食べ方」×坂口恭平「0円ハウス」とでも形容したい、新しいサバイバル・コミック!(井口啓子/文化系ライター)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『ぼくらのふしだら』大見武士(少年画報社)【Amazon】
スタイリッシュなエロ作品? 時間停止能力をエロ目的に使うというのは珍しくはないですが、使った代償としてエロが待っているというのはちょっと珍しい気もします(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)
『妖怪番長』柴田ヨクサル(講談社)【Amazon】
圧倒的ネーム力! そして超能力小学生×妖怪のバトルという燃える設定なのに、まさかの肉弾戦メイン(笑)!(冬蜂/風俗情報サイト「フーゾクDX」制作部)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『カコとニセ探偵』光永康則(集英社)【Amazon】
作者の初週刊連載作品。過去作品への様々なオマージュも含みながら、歪んでしまった少年探偵と幽霊美少女のコンビで事件に立ち向かう。脇も含めて、個性的な美少女多し(soorce/オヤジ漫画系ブロガー)
『大きい女の子は好きですか?』愛染五郎(竹書房)【Amazon】
最近お勧めの高身長女子マンガのエロ部門! しかもハーレムときた!(稀見理都/美少女コミック研究家)
『サマー・ソルト・ターン』保志 レンジ (画)、井龍 一 (案)(講談社)【Amazon】
『四月は君の嘘』好きだった人に読んでもらいたい、青春水泳物語。過去の栄光が枷になり、自由に現在を生きられない天才の苦悩や心の動きが瑞々しいタッチで描かれている!(太田和成/あゆみBOOKS五反田店コミック担当)