『BOX! -パンドラデイズ-』佐伯(少年画報社)【Amazon】
高校性活と大学性活は確実に違う! 甘くて初々しい高校でのエピソードとは違う、開放的で個々に差があり、ちぐはぐな男女間のさまざまな性トラブル。そんな黒歴史化しやすい若気の至りをじつにうまく描かれている(稀見理都/エロマンガ研究家)
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『Marieの奏でる音楽』古屋兎丸(太田出版)【Amazon】
どんでん返しにつぐ、どんでん返しを経て、最後の一章まで読み終えたときに、ようやく世界の全貌が明らかになり、切なくも崇高な愛の物語が立ち上がってくる。いまだかつてないマンガ体験に興奮(井口啓子/ライター)
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『グラゼニ -東京ドーム編-』森高夕次(作)アダチケイジ(画)(講談社)【Amazon】
凡田がうまく復帰できるかできないかハラハラしながらページをめくるという、まんまと作者たちにしてやられた展開だった(紙屋高雪/ブログ「紙屋研究所」管理人)
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『それでも町は廻っている』石黒正数(少年画報社)【Amazon】
15巻も続きながら揺るがぬ安定したクオリティ。修学旅行や紺先輩の卒業といったビッグイベントを交えてメリハリが効いているのもよし(犬紳士/養蜂家)
連載の時系列がバラバラなことはこの作品の特徴でもありますが、バラバラななかでも巻数が進むうえで人間関係の変化や成長が見えてくるのはすごいと思います。この巻のラストに収録されている「立つ鳥」はこれまでの物語を追ってきたからこそ感動できる回でもあり、それでもこの後もまた歩鳥たちのなんでもない日常が続いてくれるのだろうという安心感もある、ひとつの節目としてとてもよい話でした(ササナミ/ブログ「雑食商店街3374番地」管理人兼書店員)
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『死者の書』近藤ようこ(著)折口信夫(作)(KADOKAWA)【Amazon】
難解な『死者の書』もマンガなら攻略できる!(卯月鮎/書評家・ゲームコラムニスト)
蓮の茎から五色の糸を取り、布を織る絵本を昔読んだがこの原作も同じ話をタネにしているのだろうか。簡素ながら美しい古代幻想、郎女の行方の儚さもふくめ雄大な空気に飲みこまれる思い。女が、いや人が言葉……知恵を身につけることはそれなりの代償を払うことでもあった。打ち捨てられつつ貴(あて)な郎女の姿が凛としている(澤水月/報道勤務、ライター、平山夢明mixiコミュ管理人)
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