第4位　その輝きは宝石級（!?）のイケメン外商のカッチリスーツ

『七つ屋志のぶの宝石匣』二ノ宮知子

『七つ屋志のぶの宝石匣』第1巻（既刊2巻、以下続刊）
二ノ宮知子　講談社

『のだめカンタービレ』でも知られる二ノ宮知子の最新作は、東京下町の質屋・倉田屋が舞台。
高校2年生の志のぶは、天賦の才能（？）で宝石の鑑定をしている。そんな志のぶには、婚約者がいた。それは、わけあって幼い頃、倉田屋に預けられた、北上顕定（きたがみ・あきさだ）という男。そう、彼は“質流れ品”なのだ！

じつは北上は名家の末裔なのだが、今やすっかりイケメン宝石外商として活躍していた。クールなようで熱いところもあり、まだ見せていない顔が隠れているようなミステリアスさも感じられる。北上は、女性のツボをくすぐる男だ。
スーツといえば、同著者の『のだめカンタービレ』のエリート音大生・千秋先輩も素敵でしたよねえ。実写ドラマで千秋を演じた玉木宏も大ハマリ。今度は、北上を演じる玉木宏を見てみたい気持ちもあるけれど……、岡田将生などもよさそう！　北上は、ぜひとも黒スーツ×黒髪が似合うイケメン俳優に演じていただきたいですな。

第1巻では、恋愛要素は薄い。今後は北上の内情が明らかになるとともに、志のぶとの関係性の変化が訪れ、恋愛面でも盛り上がることも期待！

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第5位　スーツ×銃×ロングコートの萌えコラボ

『線上の犬』墨田モト

『線上の犬』第1巻（以下続刊）
墨田モト　KADOKAWA

2016年3月の「このマンガがすごい！」ランキングオンナ編第1位に輝いた『さらば、佳き日』など、快作を飛ばす「COMIC it」で連載中のバディもの。
「特類種（とくるいしゅ）」と呼ばれる異形の者たちによる凶悪犯罪が存在する世界。秘密裏に取り締まる組織「特類種管理局」に所属する松葉（黒髪イケメン）とネイト（金髪イケメン）は、コンビを組んでいた。

女子大好物の危ない香りがするバディもの。もちろん、腐女子的な目線でも楽しみたい本作。
ラフな格好のネイトに対して、松葉はいつもスーツ。スーツ×銃、かっちょいいぜ。個人的に好きなのは、スーツの上にロングコートを着ている時。キマってます！

実写化するなら、松葉＝三浦春馬、ネイト＝佐藤健で見てみたい。そう、『ブラッディ・マンデイ』コンビですよ。マンガ原作の実写作品に多数出演している2人なら、きっとアクションもかっこよくキメてくれるはず。……と完全に脳内妄想できてしまったので、もし本作が実写化した際には、キャストに注目したい。

そうそう、じつはネイトは何やら秘密を抱えているらしい……。（気になる方は、第1話をチェック！）バディもの好きはぜひご一読を！

＜文・穂高茉莉＞
楽器店店員。『このマンガがすごい！2016』、「このマンガがすごい！WEB」のアンケートに参加中。最近少女マンガのレビューのお仕事もちょこちょこと始めました。