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3月25日はタイタン(土星の衛星)が発見された日 『ADVANCE OF Z -ティターンズの旗のもとに』を読もう! 【きょうのマンガ】

2016/03/25


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

3月25日は土星の衛星タイタンが発見された日。本日読むべきマンガは……。


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『ADVANCE OF Z -ティターンズの旗のもとに』第1巻
富野由悠季、矢立肇(作) みずきたつ(画) 今野敏(ストーリー)
藤岡建機(メカデザイン) 齋藤卓也(キャラクターデザイン) KADOKAWA ¥550+税


本日3月25日は、オランダの学者であるクリスティアーン・ホイヘンスによって、土星6番目の衛星「タイタン」が発見された日だ。

タイタンのサイズは衛星としては土星最大で、直径約5150キロメートルとそんじょそこらの惑星すらもしのぐほど。
まさに、巨人の名を冠すにふさわしい衛星と言えるだろう。

今回は、衛星タイタンと由来を同じくする組織「ティターンズ」(「TITAN」は英語版では「タイタン」と発音する)の登場する『機動戦士ガンダム』シリーズのスピンオフ作品『ADVANCE OF Z(アドバンス・オブ・Z) ティターンズの旗のもとに』を紹介したい。

そもそもティターンズの成り立ちは、宇宙世紀0083年に勃発したジオン軍残党によるデラーズ紛争による被害を受け、地球連邦政府がジオン軍残党狩りを目的とした精鋭部隊を発足させたことに始まった。
本作は、ティターズが生まれて間もないUC0084年、主人公のエリアルド・ハンター中尉がティターンズへと転属するところから幕を開ける。
地球居住者のアースノイドを至上とするティターンズの方針によって、次第に情勢が不安定になっていく地球圏。そんななかで、エリアルドはアニメ『機動戦士Zガンダム』でも描かれたグリプス戦役に身を投じる。
その正義に燃える姿からは、『Zガンダム』作中で描かれていたティターンズの兵士たちにはない、ティターンズの別の一面を感じることができるだろう。

もともとはサンライズとメディアワークス(現・KADOKAWA)の共同企画で「電撃ホビーマガジン」にて連載されていたフォトストーリー。エリアルドの正義が打ち砕かれていくグリプス戦役後を描いた小説版など、マンガ化されていない箇所もある。
とはいえ、グリプス戦役を舞台としたスピンオフは、一年戦争に比べるとどうしても数が少ないため、少しでもその一端を知りたい方はぜひ本作を手にしていただきたいところだ。



<文・山田幸彦>
91年生、富野由悠季と映画と暴力的な洋ゲーをこよなく愛するライター。怪獣からガンダムまで、節操なく書かせていただいております。
Twitter:@gakuton

単行本情報

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