第7位(78ポイント)
『3×3EYES 幻獣の森の遭難者』 高田裕三
『3×3EYES 幻獣の森の遭難者』
高田裕三 講談社
不老不死の術を持つ三只眼吽迦(さんじやんうんから)の少女・パイと、その守護者・无(ウー)となった不死身の少年・八雲。
パイの「人間になりたい」という願いをかなえるため冒険の旅に出かけた2人が、人類滅亡を求める破壊神と長く激しい戦いを終えてから12年。パイと八雲たちの新たな冒険が始まる。
大ヒットマンガの正統続編が、13年ぶりに完全新作で登場したということで、大きな反響が巻き起こりました。
オススメボイス!
■まさかの続編開始。絵柄があの頃のままでひと安心(浜波孝至/BOOKSなかだ魚津店営業担当)
■「三只眼吽迦」や「无」って単語を再び目にすることができるとは。オジサンには感慨深いものがあります。この巻から読めないこともないですが、やはり前作から読みたくなる作品(麻野昌三/わんだ~らんどなんば店店長)
■傑作を量産してきた高田裕三氏が再び手がける、あの『3×3EYES』が戻ってきた。かつて海外でも一世を風靡したあの作品の続編に感涙(kaito2198/海外翻訳者)
第8位(76ポイント)
『あれよ星屑』 山田参助
『あれよ星屑』
山田参助 KADOKAWA
家族と引き裂かれた浮浪児、命からがら帰国した引き揚げ者、出撃前に敗戦を迎えた元特攻兵……。
だれもが傷を抱えることになった悲惨な戦争の思い出をへて、ふたたび《戦後編》に時間を戻して最新第3巻がスタートする。
第1巻リリース直後から話題をふりまき続けた作品は「このマンガがすごい!WEB」でも大プッシュ!
ある意味新章突入となった最新巻も、あいかわらずの話題です。
オススメボイス!
■3巻になってもテンション落ちず。この作品とおざわゆきさんの『あとかたの街』を読んでこの国の戦中・戦後・未来について考えるのもいい(恭文堂コミッククラフト店 早川博志/書店員)
■戦時中、そして戦後の焼け野原となった日本を、かなり写実的に描いているように感じる。戦時中の「苦痛」と「娯楽」のコントラストがうまい。実写映画化も期待(黒谷貴清/フリー編集者)
■なんだろう? 1960年代の戦中派が作った戦後世代向けのエンタメ系戦争映画の香りがする……。当時のリアルな息吹まで感じます(富士見大/編集・ライター)
「日刊マンガガイド」での既巻(第1巻)ご紹介は、コチラ!!
著者インタビューは、コチラ!!
第8位(76ポイント)
『チチチチ』 クール教信者
『チチチチ』
クール教信者 秋田書店
たまたまネットで出会った他人とルームシェアすることになった主人公の光。
やってきた珍太郎(注:ネット上のハンドルネーム)は、超巨乳の女の子だった……!
とにかく圧倒的なおっぱいのボリューム。まさにチチチチ=乳・乳です!
しかしながら単なるエロコメと思いきや、その裏に潜む現代文化的側面を賞賛する声もあがっています。
オススメボイス!
■今の若い世代のオタクの等身大キャラが多くの方に支持されていると思われる、クール教信者先生の「乳」マンガ。どことなく1歩引いた冷めた視線が、今の若者をうまく表している(稀見理都/エロマンガ史研究家)
■男子総受け、癒される、いや犯され、侵されるおっぱい男子の脳髄を殺す1冊(塚本浩司(コミック・同人誌専門書店 COMIC ZIN)/商業誌部門責任者)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!!
第10位(68ポイント)
『乱と灰色の世界』 入江亜季
『乱と灰色の世界』
入江亜季 KADOKAWA
魔法の力で子どもから大人の女性へと変身する少女・漆間乱(うるしま・らん)。
彼女の周囲で巻き起こるささやかな事件をあたたかな目線で切り取る、ハートフルな味わいの作品。
連載が進むにつれてハードな展開を重ねていく世界観と、乱の家族をはじめ強大な力を持つ魔法使いたちが世界の危機に立ち向かう、後半の壮大な物語が話題となりました。
小さな町で繰り広げられた大きな戦いのエピローグを描く最終巻に、惜しみない賛辞が寄せられました。
オススメボイス!
■とても美しいエピローグを、単行本1冊使って丁寧に描いていた。未読の方は、完結を機にぜひまとめ読みしてほしい(後川永/オタク系よろずライター)
■2008年から連載7年。魔法少女の成長物語ついに完結。まだ読んだことのない方はもったいないです(旭屋書店なんばCITY店 平田/コミック担当)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!!
第10位(68ポイント)
『のの湯』 釣巻和(著)久住昌之(原案協力)
『のの湯』
釣巻和(著)久住昌之(原案協力) 秋田書店
銭湯が大好きな車夫の娘・鮫島野乃(さめじま・のの)が、下宿仲間の岫子(くきこ)やアリッサとともに、浅草近辺の実在するお風呂屋さんを堪能していく姿を描く。
食マンガのオーソリティ・久住昌之の原案協力により、銭湯に対する愛をどストレートに表現した話題作。
彼女たちが銭湯につかることでリラックスする様子やガールズトークなど、全編とおして“いい湯加減”の描写に、読む人もあったかい気持ちにさせます!
オススメボイス!
■簡単にいうと『孤独のグルメ』の銭湯版。読み終えたあと、ものすごく銭湯に行きたくなります(笑)(冬蜂/風俗情報サイト「フーゾクDX」制作部)
■銭湯好きの車夫「鮫島野乃」を中心とした銭湯でゆったりする日常もの。実在の銭湯に入り、その紹介コラムもおもしろい。地方にも来てほしい(麻野昌三/わんだ~らんどなんば店店長)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!!
「このマンガがすごい!WEB」アンケートご協力者一覧
粟生こずえ(編集者・ライター)【URL】/ アキミ(ブログ「ボーイズラブを読む!」管理人)【URL】/ あきやまかおる(声優・グラフィックデザイナー)【URL】/ 麻野昌三(「わんだ~らんど」なんば店 店長)【URL】/ 旭屋書店なんばCITY店 平田(「旭屋書店」コミック担当)【URL】/ 後川永(オタク系よろずライター)【URL】/ 井口啓子(文化系ライター)【URL】/ いけさん(ブログ「いけさんフロムエル」管理人)【URL】/ 一ノ瀬謹和(ライター)/ いづき(ブログ「おとよめ」管理人)【URL】/ 稲垣高広(ブログ「藤子不二雄ファンはここにいる」管理人)【URL】/ 犬紳士(養蜂家)【URL】/ 犬山紙子(ライター)/ いのけん(麻雀マンガブログ管理人)【URL】/ 今村方哉(レコード会社勤務)/ 岩下朋世(相模女子大学講師)/ 卯月鮎(書評家・ゲームコラムニスト)【URL】/ 梅本ゆうこ(ブログ「マンガ食堂」管理人)【URL】/ エロ上司(「とらのあな」商品課 バイヤー)【URL】/ 大黒秀一(エンタメ系ライター)【URL】/ 太田和成(「あゆみBOOKS」五反田店 コミック担当)【URL】/ オオタシンイチ(カメラマン・編集)/ 大西祥平(漫画評論家)/ 小田真琴(女子マンガ研究家)【URL】/ かーず(「かーずSP」管理人)【URL】/ ガイガン山崎(暴力系エンタメ専門ライター)【URL】/ kaito2198(海外翻訳者)【URL】/ かとうちあき(「野宿野郎」編集長(仮))【URL】/ 門田克彦(門田克彦/よるのひるね 出版・古本カフェ的店舗)【URL】/ 紙屋高雪(ブログ「紙屋研究所」管理人)【URL】/ 加山竜司(フリーライター)【URL】/ 川原和子(マンガエッセイスト)【URL】/ 紀伊國屋書店新宿本店(新宿区書店)【URL】/ 稀見理都(エロマンガ史研究家)【URL】/ Captain Y(アメコミブロガー)【URL】/ きんどう zon(電子書籍まとめサイト管理人)【URL】/ 久芳俊夫(「MANGART BEAMS T」ディレクター)【URL】/ 倉持佳代子(京都国際マンガミュージアム研究員)【URL】/ 黒鈴(電子書店スタッフ)/ 黒谷貴清(フリー編集者)/ KT.(マンガと装丁の紹介ブログ「良いコミック」管理人)【URL】/ 劇画狼(漫画始末人/「おおかみ書房」代表)【URL】/ 小林聖(フリーライター)/ 小林美姫(フリーエディター/ライター)【URL】/ 小山まゆ子(フリーランス編集/ライター)/ ゴロー(AV男優)【URL】/ 塞神雹夜(悪魔祓師)/ 境真良(国際大学GLOCOM客員研究員・経済産業省国際戦略情報分析官(情報産業))【URL】/ ササナミ(ブログ「雑食商店街3373番地」管理人兼書店員)【URL】/ さすらい(ブログ「(怒りの以下略)」管理人)【URL】/ 侍功夫(映画評誌「Bootleg」代表/映画ライター)【URL】/ 澤水月(報道勤務/ライター/mixi平山夢明コミュニティ管理人)【URL】/ 四海鏡(石ノ森ファン)【URL】/ 東雲騎人(イラストレーター)/ 芝原克也(日本出版販売 コミックチームチーフ)【URL】/ じゃまおくん(「BLACK徒然草」管理人)【URL】/ 白峰彩子(書誌屋)【URL】/ 杉村啓(料理マンガ研究家)【URL】/ 杉山陽一(「COMIC ZIN」秋葉原店 コミックバイヤー)【URL】/ すけきょう(ブログ「ポトチャリコミック」管理人)【URL】/ soorce(オヤジ漫画系ブロガー)【URL】/ 滝川レイ(フリーカメラマン)/ 竹下典宏(「まんだらけ」コンプレックス 店長)【URL】/ 多根清史(ライター)/ 種村理沙(「KYTIMKYM」管理人)【URL】/ たまごまご(ライター)【URL】/ ちょうあゆ(編集)【URL】/ 塚本浩司(「COMIC ZIN」商業誌部門責任者)【URL1】【URL2】【URL3】/ ツクイヨシヒサ(漫画評論家)【URL】/ 辻 真先(アニメ脚本家・ミステリ作家)【URL】/ てれびのスキマ(ライター)【URL】/ トシ(書店員)/ トロピカルあいこ(ライター)/ 永田希(書評家/マンガサロン「トリガー」店長)【URL】/ 名久井直子(ブックデザイナー)【URL】/ ナデガタ(漫画感想ブログ管理人)【URL】/ なみかわみさき(作家)【URL】【URL】/ 奈良崎コロスケ(博奕・マンガ・映画の3本立てライター)【URL】/ 野田謙介(マンガ研究者・翻訳者)/ 野中モモ(ライター)/ 八戸(4コマレビューブログ「素晴らしい日々」管理人)【URL】/ happysad(「マンガ一巻読破」管理人)【URL】/ 浜波孝至(「BOOKSなかだ」魚津店 営業担当)【URL】/ 早川博志(「恭文堂」コミッククラフト店)【URL】/ 廣澤吉泰(ミステリコミック研究家)/ V林田(咲-Saki-ファン)【URL】/ 福丸泰幸(「喜久屋書店」漫画館京都店 店長)【URL】/ 藤谷千明(フリーライター)【URL】/ 富士見大(編集・ライター)/ ふな(ブログ「はてなで語る」管理人)【URL】/ 冬蜂(風俗情報サイト「フーゾクDX」制作部)【URL】/ フラン(ブログ「フラン☆Skin」管理人)【URL】/ 穂高茉莉(楽器店店員)/ マキタマキナ((成年)漫画愛好家)【URL】/ マクガイヤー(ブログ「冒険野郎マクガイヤー」管理人/ニコ生主)【URL】/ 漫画トロピーク(謎の社会人漫画サークル)【URL】/ 水野(「有隣堂」コミック王国 主任)【URL】/ 南信長(漫画解説者)/ 宮川元良(「恵文社」バンビオ店 店長)【URL】/ 宮本直毅(ライター)【URL】/ 宮脇書店本店(コミック担当)【URL】/ もみちゃん(インターネットカフェ コミック担当)/ 森田真功(ライター/ブログ「Lエルトセヴン7 第2ステージ」管理人)【URL】/ 八尾美映子(「三省堂書店」神保町本店 コミック担当)【URL】/ 山内康裕(「マンガナイト」代表)【URL】/ 山口貴士(弁護士)【URL】/ 山田幸彦(ライター)【URL】/ 山脇麻生(ライター&編集者)【URL】/ 吉田アミ(文筆家/音楽家)【URL】/ 吉村和真(京都精華大学 国際マンガ研究センター センター長)【URL】/ 吉村ルミ(「芳林堂書店」高田馬場店)/ リブロ池袋本店(豊島区書店)【URL】/ りる(感想系ブログ「空夢ノート+」管理人)【URL】/ raven(ディレッタント)【URL】/ ロマン優光(ミュージシャン/ライター)【URL】/ 渡辺淳之介【JxSxK】(アイドルプロデューサー)/ 渡辺水央(ライター)/ 和智永妙(ライターたまに編集) ほか