1年365日、そのどれもが何かの記念日です。
そんな「きょうは何の日?」にちなんだマンガを紹介するコラムが「きょうのマンガ」コーナー。
毎日、その日が始まる午前0時ちょうどに更新されている「このマンガがすごい!」の人気コーナーです。この記事では、2014年に配信された「きょうのマンガ」から、この1週間の「きょうのマンガ」をまとめて紹介しちゃいます!
もちろん、毎日の「きょうはなんの日」は、今までどおり、日々更新していきますよー。
それでは、9月28日から10月4日までの「きょうのマンガ」をどうぞ!
9月28日~10月4日の「きょうのマンガ」
9月28日 パソコン記念日
『パーツのぱ』第1巻
藤堂あきと KADOKAWA ¥780+税
パソコンの記念日ということで、PC専門誌で連載されたマンガをご紹介。
『パーツのぱ』は、秋葉原にある小さなパーツショップ「こんぱそ」を舞台にした物語。2007年からの約7年間の電気街事情、パソコン事情の変遷には、ちょっと驚かされます。
9月29日 スコットランド・ヤード発足の日
『フロム・ヘル』上巻
アラン・ムーア(作) エディ・キャンベル(画) 柳下毅一郎(訳)
みすず書房 \2,600+税
「シャーロック・ホームズ」ともゆかりの深いロンドン警視庁が誕生した日ということで、ホームズマンガが取りあげられるかと思いきや、この日はまさかのアメコミです!
アメコミ界の鬼才アラン・ムーアが原作を担当した『フロム・ヘル』には、謎と血にまみれた世紀の犯罪者・切り裂きジャックが登場! 読めば、哲学的とも神学的ともいえる狂気の思考に憑かれてしまうかも?
9月30日 日本プロ野球史上初、海外選手が三冠王になった日
『REGGIE』第12巻
GUY JEANS(作) ヒラマツ・ミノル(画) 講談社 ¥505+税
1984年9月30日は、阪急ブレーブスのブーマー・ウェルズが、外国人選手として初めて三冠王に輝いた日!
そのブーマーが現役終盤を迎えた時期に「週刊モーニング」で始まったのが、日本球界にやってきた大物外国人・レジーを主役に据えた『REGGIE』。レジーは、メジャーリーグの名門球団から日本のプロ野球、いわゆる「スモール・ベースボール」に順応し、チームを優勝に導く!?
現在セ・リーグは熾烈な優勝争いが行われていますが、ひいき球団にこんな助っ人外国人がいたらいいのに、なんて思っちゃいます!
10月1日 コーヒーの日
『珈琲時間』
豊田徹也 講談社 ¥562+税
10月1日は「コーヒーの日」。紹介する『珈琲時間』は、コーヒーのある風景を描く17編からなるショート・オムニバス・ストーリーです。
本作屈指の名台詞「一杯のコーヒーと口ずさむ歌 それが生きる慰めとなるのだ」の意味はまずは記事を読んで、本作をチェック!
10月2日 ダーウィンが「ビーグル号」で帰国した日
『ダーウィンズゲーム』第1巻
FLIPFLOPs 秋田書店 ¥419+税
イギリスの自然科学者、チャールズ・ダーウィンが、「ビーグル号」での航海を終え、イギリスに帰国した日に紹介するのは、彼の名をタイトルに含むコミック『ダーウィンズゲーム』。
携帯アプリ「ダーウィンズゲーム」に手を出してしまった主人公は、特殊能力を持った者たちと、「勝利」ではなく、「生き残り」を目指して戦うことに。読めば、ダーウィンの名言「唯一生き残ることができるのは、変化できる者である」が、身に染みることになる!?
10月3日 登山の日
『講談社漫画文庫 告白 -コンフェッション-』
福本伸行(作) かわぐちかいじ(画) 講談社 ¥720+税
10月3日は10(と)と3(さん)ということで、「登山の日」。
紹介するのは、原作は福本伸行、作画はかわぐちかいじというビッグネーム同士のタッグが実現したマンガ『告白 コンフェッション』です。タイトルの「告白」とは、愛の告白……ではなく、ある秘密の告白で……!?
10月4日 古書の日
『草子ブックガイド』第1巻
玉川重機 講談社 ¥705+税
「読書の秋」ということで、じゃっかん無理筋の語呂合わせ系記念日「古書の日」が登場。掲載誌の「モーニング」らしい丁寧な絵柄に好感がもてる読書マンガをご紹介。
中島敦の『山月記』や、A・ヘミングウェイの『老人と海』、宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』など、教科書にも載っているような有名作が一話ごとに登場するので、タイトルどおり「ブックガイド」としても楽しめます。