第4位(92ポイント)
『ゴールデンカムイ』 野田サトル
『ゴールデンカムイ』
野田サトル 集英社
“不死身の杉元”こと杉本佐一は、アイヌの金塊の隠し場所を記した「刺青人皮」を追い求めてアイヌの少女アシリパや脱獄王・白石とともに北の大地を放浪する。
彼らを待ち受けるのは殺人鬼や野生生物と、ひとときも心休まる時はない……。
「のっぺらぼう」の正体など次々と明かされる衝撃の事実をはじめ、最新第6巻になってめざましい展開を始めた本作。
「マンガ大賞2016」受賞後に2カ月連続刊行と、ますます勢いづいています。
オススメボイス!
■まだおもしろさの底が見えない作品。「マンガ大賞」獲ったけど、ブレずにこのまま行っていただきたい(黒鈴/電子書店スタッフ)
■蝦夷の金塊をめぐる冒険ですが、7巻のストーリーが秀逸すぎたので、改めてオススメです。ネタバレになるので詳しくは省きますが、純愛物語と、笑いと、謎解きと、大自然の脅威と……すべてを詰め込んで破綻しない力技にただただ感嘆するばかりです(山本浩平/まんだらけうめだ店コミックスタッフ)
■どこかシリアスで、グロで、狂気のマンガではあるのに、こんなに豪快でコミカルと相性がいいマンガは読んだことがない。巻が進むたびに加速する疾読感!(稀見理都/エロマンガ研究家)
「ロングレビュー」でのご紹介は、コチラ!
第5位(90ポイント)
『Gのサムライ』 田中圭一
『Gのサムライ』
田中圭一 リイド社
刑罰で若くして島流しにあった貴族・腹上院魔手麻呂(ふくじょういん・ましゅまろ)と、武士・品場諸朝(しなば・もろとも)の2人が、童貞を捨てる日を夢見て奮闘する「島流し童貞活劇」。
全編通してしょうもなくもおもしろいエロ・ナンセンス。
「このマンガがゲスい! 」では3年連続第1位に輝いた作品とのことですが、安心してください、「このマンガがすごい!」でもランクインしましたよ!!
オススメボイス!
■どうしたらこんなくだらないことを考え続けていられるのか。本当に馬鹿じゃないの? この田中圭一という男は……(紙屋高雪/ブログ「紙屋研究所」管理人)
■タイトルロゴのGはガンダムのGなのかゲッターロボのGなのか。もちろん自慰のGなのでしょうがパロディ画風&下ネタでおなじみの田中圭一が描く島流しとなった罪人の侍2名(童貞)が持て余しすぎた性欲処理のために悪戦苦闘する様を描いた作品。下劣の極みで死ぬかと思うほど、笑えます(今村方哉/レコード会社勤務)
■感動ドキュメンタリーマンガ『ペンと箸』『うつヌケ』も話題の田中圭一先生ですが、こちらは妄想全開、本領発揮のお下劣ギャグ。とにかくおもしろすぎます(井口啓子/ライター)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
第6位(74ポイント)
『最近の赤さん どうしたらお母さんみたいにモテますか?』 とよ田みのる
『最近の赤さん どうしたらお母さんみたいにモテますか?』
とよ田みのる 小学館
漫画家・とよ田みのるに、40歳を過ぎて待望の愛娘が誕生した。
これまで子どもや育児に興味のなかった彼は一転して、娘の「赤さん」を超々溺愛するパパになってしまった!
Twitterでつぶやき続けた、愛娘の喜びと驚きの成長記録をまとめあげた本作。う~ん、これぞ親バカ!?
オススメボイス!
■とよ田先生の書くまったりとした優しい世界観と独特な感じは読みごたえある。世界一幸せになれる作品(八戸/4コマオブザイヤー主催)
■Twitterに投稿されていたものをベースにした、リアルタイム性の高い育児マンガ。イクメン、ともちょい違う、生活に根づいた感覚でよい(soorce/オヤジ漫画系ブロガー)
■とよ田みのるさんの本気の全身全霊の親バカマンガ。赤さんに好かれるために悪魔にでもなんにでも魂を売ってるサマがすさまじい。読者にも共感してもらえるようにお母さんと赤さんを「どうぶつ」にしたという糸井重里さんのオビの指摘がまたすばらしい。その赤さんというカワイイ「どうぶつ」が一瞬女の子にみえるという演出も憎い(すけきょう/ブログ「ポトチャリコミック」管理人)