毎月その月に読むべき新刊マンガをランキング形式でお伝えする月刊ランキング。
トップ10には惜しくもランクインしなかったものの、「このマンガがすごい!」が誇るランキング選者たちがオススメするマンガを、熱い推薦コメントとともに紹介するのが、こちらの番外編です。
推薦コメントを読んで気になる作品があったら、さっそく書店へGO!
『レディ&オールドマン』オノ・ナツメ(集英社)【Amazon】
100年の刑を終え出所してきた気弱そうな青年と、跳ねっ返りのブロンド娘。西海岸の60'sの風が小粋だ(卯月鮎/書評家・ゲームコラムニスト)
オノナツメ先生仕事しすぎでは!?いやはやしかしおもしろいですねぇ(福丸 泰幸 /喜久屋書店漫画館京都店 店長)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『ゆせそま。』Kashimr(KADOKAWA)【Amazon】
日常系魔法少女モノ、とでもいえばいいんでしょうか。パロディや小気味のいいギャグを交えたkashmir節は健在です(冬蜂/風俗情報サイト「フーゾクDX」制作部)
『漫画アシスタントの日常』大塚志郎(竹書房)【Amazon】
自分がアシとして使われる側から、アシスタントを使う側としてのトラブルからお金の工面など、漫画家稼業のみならず、個人事業主の裏までえぐるドギツい内容。それでも連載に向かって突き進む五百住志歩は応援したいですね。裏『バクマン』として語り継ぎたい傑作マンガ業界マンガです(かーず/個人ニュースサイト「かーずSP」管理人)
『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平(集英社)【Amazon】
ワン・フォー・オール! 最高のヒーローを目指して成長していくヒーローマンガ作品! 友情・努力・勝利のジャンプ三原則を21世紀に見事に継承した作品。個性的なキャラクター、テンポのいいストーリーでだれが読んでも楽しめる作品です。僕自身は最近までやっていたアニメを見て、この作品のよさを知った口です。僕と同じようにアニメを見てハマった人がマンガ版を読むなら今でしょ! という意味でオススメします!!(ゴロー/AV男優)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『すいもあまいも』板倉梓(マッグガーデン)【Amazon】
ある意味王道でかつて読んだことがあるような展開なのだが、いろいろ演出に凝った部分があったりして楽しめる。半日会社を休んでこういった作品を読み、昔を思い出すのもいいのでは(早川博志/恭文堂コミッククラフト店)
『アインシュタインの怪物』宮永 龍(スクウェア・エニックス)【Amazon】
一歩間違うとひたすら暗くて重いシナリオになりかねない設定なのにそれを希望に変えてしまうくらいまっすぐ素直な主人公のキャラクターがいい! ロードムービー的人外ファンタジー(ササナミ/ブログ「雑食商店街3373番地」管理人兼書店員)
『西荻窪ランスルー』ゆき林檎(徳間書店)【Amazon】
アニメ業界版『重版出来!』といった趣。ヒロインの個性がまだまだ前面に出ていないので、次巻以降、さらにおもしろくなるハズ(奈良崎コロスケ/博奕・マンガ・映画の3本立てライター)
これから楽しみな作品。花村ヤソ『アニメタ!』とモロかぶりなテーマ。競いあってほしい(紙屋高雪/ブログ「紙屋研究所」管理人)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『いい百鬼夜行』川西 ノブヒロ(講談社)【Amazon】
かわいい妖怪が出てくる、ゆるふわなギャグマンガ(「ほっこり」って言葉は嫌いなのだけれど……)かと思いきや、次第に登場人物たちが不思議な縁で結ばれていって、最後には良質なミステリを読んだかのような読後感でした。これ、スゴい!(竹村 真志/三省堂書店 神保町本店・コミック担当)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『阿・吽』おかざき 真里(著)阿吽社(監修)(小学館)【Amazon】
朝廷が絡んで権力のしがらみがまとわりついてきてもなお、天才は天才で、巻を重ねるごとに、2人の生き様に圧倒されます(アキミ/「ボーイズラブを読む!」管理人)
『グッバイエバーグリーン』せきはん(泰文堂)【Amazon】
緻密に書き込まれたバイクは重量と質感を持って画面のなかで立ち上がり、辿る道を鮮やかに展開させる。見知らぬ土地に踏み入れた初めてのひと呼吸、その匂いまでが蘇るような感動がある(raven/ディレッタント)
旧車、女子高生、忘れられない夏。いち読者として、書店員として、ず~っと刊行を待ち望んでいた作品。出ると聞いて感激、最終話が描き下ろされると聞いて観喜、表紙を見て感涙と入荷するまでに何度もニコニコニヤニヤさせていただきました。入荷した途端にすごい勢いで売れてまた大喜び。書店員冥利に尽きる時を満喫させていただき、感謝感激(杉山陽一CCOMIC ZIN秋葉原店 コミックバイヤー)