1年365日、そのどれもが何かの記念日です。
そんな「きょうは何の日?」にちなんだマンガを紹介するコラムが「きょうのマンガ」コーナー。
毎日、その日が始まる午前0時ちょうどに更新されている「このマンガがすごい!」の人気コーナーです。この記事では、2015年に配信された「きょうのマンガ」から、来週1週間の「きょうのマンガ」をまとめて紹介しちゃいます!
この「きょうのマンガまとめ」も大好評につき毎週月曜日から前週の日曜日にお引っ越しして、“来週読むべきマンガ”をお知らせしまーす♪
もちろん、毎日の「きょうはなんの日」は、今までどおり、日々更新していきますよー。
それでは、10月24日~10月30日までの「きょうのマンガ」をどうぞ!
10月24日~10月30日の「きょうのマンガ」
10月24日 文鳥の日
『文鳥様と私 文鳥王国誕生編』
今市子 青泉社 \1,143+税本日10月24日は、「文鳥の日」。
「て(10)に(2)し(4)あわせ=手に幸せ」の語呂合わせと、10月に手乗りヒナが出回ることが理由です。
ペットとして不動の人気を誇る文鳥ですが、マンガ漬けの孤独を癒やすためか、漫画家にも愛好家が多いのだとか。
本日ご紹介の作品は、漫画家・今市子が自身と文鳥との日々を描いたエッセイマンガ。
2016年現在、なんと16巻まで続くロングヒット作品です。
著者は、2羽の文鳥のヒナを購入し、癒しのペットライフがスタート! すると思いきや……!?
10月25日 海馬瀬人(『遊戯王』より)の誕生日
『集英社文庫 遊☆戯☆王』 第3巻
高橋和希 集英社 \619+税10月25日は世界中で人気のトレーディングカードゲームマンガ『遊☆戯☆王』のキャラクター、海馬瀬人(かいば・せと)の誕生日。
海馬は、海馬コーポレーションの若き社長として、表紙の「青眼の白龍(ブルー・アイズ・ホワイトドラゴン)」を切り札に主人公に立ちふさがるライバル。
自己中心的で傲岸不遜な性格ながら、独特なセリフや言動(カードを投げて相手の手に刺したり!)から、主人公・遊戯をも越える屈指の人気キャラクターです。
そんな彼の熱き決闘(デュエル)シーンを読むには……
俺のターン! ドロー!
俺は財布の619円を生贄に、『集英社文庫 遊☆戯☆王』第3巻を召喚!
このままターンを終了して、マンガを読むぜ!!
10月26日 初めてタイムスリップが成功した日(映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』より)
『藤子・F・不二雄大全集 T・P(タイム・パトロール)ぼん』 第1巻
藤子・F・不二雄 小学館 \1,700+税1985年10月26日のこの日、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でドクが初めてタイムスリップに成功しました。昨年2015年が、part2で描かれた、未来へのタイムスリップ先がいうことで、大きな話題となったことも記憶に新しいですね。
「歴史を変えてはいかん!」といいながら、相当大胆に歴史改変をしてしまう『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。
しかし、『ドラえもん』でおなじみ、藤子・F・不二雄が描く本作では、過去の改変に伴うタイムパラドックスには厳しい姿勢のようです。
太古から未来までをかけ、不幸な事故によって命を落とした人を救うT・P(タイム・パトロール)隊の主人公。しかし、そこには“ある制約”が存在し……
10月26日 「日刊ゲンダイ」が創刊された日
『やる気まんまん ザ・グレイトセレクション』
牛次郎(作) 横山まさみち(画) マガジン・ファイブ \1,800+税1975年10月27日、夕刊紙「日刊ゲンダイ」が創刊されました。
その創刊から2年後の1977年から1996年まで連載していたのが本作。
センセーショナルな記事がウリの「日刊ゲンダイ」のマンガだけあって、老舗の精力剤店若社長が主人公という、なかなかエッジの効いた成人マンガです。
主人公は、新しい精力剤のアピールのため、美女10人と○○を行います。
注目なのは、露骨な描写は避けて、あるモノを比喩で表現しているのですが……
いったい、ナニを何で表現しているのか? 答えは、記事の続きで!
10月26日 群馬県民の日
『お前はまだグンマを知らない』 第1巻
井田ヒロト 新潮社 \500+税この日は、群馬県が定めた「群馬県民の日」。
近年、何かと話題を集める地方ディス。マンガでも、魔夜峰央の『翔んで埼玉』のヒットが記憶に新しいですね。
そんななか、地方ディスなら負けてられん(?)と立ちあがるのは、関東の雄・群馬。
本日ご紹介のマンガは、ズバリ『お前はまだグンマを知らない』です。
本作は、“グンマ”へ他県から引っ越してきた高校生男子が、独自すぎる県民性、名物にふれてショックに襲われ続ける、怒涛のローカルギャグマンガ。
そこにあるのは、単なる自虐ではなく、群馬への愛と誇りです。
おそらく“まだ群馬を知らない”であろう、46都道府県の方々へ、群馬入門としてこの作品を!
10月29日 オペラ『ドン・ジョヴァンニ』の初演日
『福山庸治選集4 ドン・ジョヴァンニ』
福山庸治 講談社 \500+税1787年10月29日、モーツァルトのオペラ『ドン・ジョヴァンニ』がプラハで初演されました。
イタリアを舞台にしたオペラの名作ですが、それを「モーツァルト没後200年御免連載」と銘打って描いたのが本作。
しかし、表紙を見るに、主人公はちょんまげで、横にはロボットの姿が!?
じつは本作、原作を大胆にアレンジしており、舞台はイタリアでなく日本。
登場人物も、従者が人間ではなくロボットになっていたり、性別が変わっていたりします。
浮世絵風な絵柄を用いながらも、時に原作オペラの場面も取り入れられ、とにかく不思議な世界観が魅力な本作。
原作とは異なるラストシーンにも、ご注目あれ!!
10月30日 高橋尚子(陸上選手)に国民栄誉賞が授与された日
『小学館文庫 奈緒子』 第1巻
坂田信弘(作) 中原裕(画) 小学館 \581+税2000年10月30日、この日陸上選手の高橋尚子に国民栄誉賞が授与されました。
シドニー五輪で金メダルを取り、「Qちゃん」の愛称で知られる彼女の栄誉を記念し、本日ご紹介するのはもちろん陸上マンガです。
しかも、図らずも、タイトルは『奈緒子』!
「日本海の疾風(かぜ)」と呼ばれた父を持つ主人公と、彼の父に命を救われたヒロインとのマラソンストーリー。駅伝を経て主人公はオリンピックの舞台へ……。
同じ「なおこ」、マラソン、オリンピックと、ますます高橋尚子を思わせますが、本作の連載開始はシドニー五輪の6年も前。
この偶然、そして今年はオリンピックイヤー……これは、読むしかない!!