1年365日、そのどれもが何かの記念日です。
そんな「きょうは何の日?」にちなんだマンガを紹介するコラムが「きょうのマンガ」コーナー。
毎日、その日が始まる午前0時ちょうどに更新されている「このマンガがすごい!」の人気コーナーです。この記事では、来週1週間の「きょうのマンガ」をまとめて紹介しちゃいます!
この「きょうのマンガまとめ」は前週の日曜日に、“来週読むべきマンガ”をお知らせしまーす♪
もちろん、毎日の「きょうのマンガ」は、今までどおり、日々更新していきますよー。
それでは、5月1日~5月7日までの「きょうのマンガ」をどうぞ!
5月1日~5月7日の「きょうのマンガ」
5月1日 メーデー
『働きマン』第4巻
安野モヨコ 講談社 ¥514+税
本日は、メーデー。
「労働者の日」である本日は、世界の80以上の国で祝日になっているとか。なぜ日本は休みじゃないんだ!
さて、そんなことを思っちゃうくらい疲れている労働者諸君に、『働きマン』をご紹介。主人公の編集者・松方弘子をはじめ、様々な職種・立場・年代の人たちを描くお仕事マンガですが、 登場するのは、旅行先でも会社からの連絡がきちゃう人、部下との距離感に悩む人……「え、これ、俺のこと?」と思ったあなたは、主人公の「…みんな働いているのか… なんの為に…」というつぶやきに共感するはず。
そして、作中で示されるその答えは……胸熱ですよ!
5月2日 水戸天狗党が蜂起した日
『鞍馬天狗』第1巻
大佛次郎(作) 外薗昌也(画) リイド社 ¥552+税
元治元年3月27日、現在の暦にして1864年5月2日。常陸国(現在の茨城県)の筑波山で、水戸藩の急進的尊皇攘夷派を中心に結成した「天狗党」が武装蜂起しました。
幕末の騒乱のひとつですが、同じ頃、京都に跳梁する別の「天狗」が……
そう、それは、小説・映画として大正、昭和に大ブレイクをはたした「鞍馬天狗」!
そんな鞍馬天狗のコミカライズ『鞍馬天狗』は、かつて一世を風靡した小説版とも映画版ともすこ~し異なる意欲作です。
新撰組をバッタバッタと切り伏せる謎の剣士・鞍馬天狗を描くのですが、その正体は……
幕末好きの方ほど、「えっ、あの人なの!?」と驚くことうけあい!!
5月3日 ゴミの日
『プラネテス』第1巻
幸村誠 講談社 ¥657+税
本日5月3日は、ゴミの日。GW初日ということで、「見ろ!人がゴミのようだ!!」ということでは……もちろんないです。単なる語呂合わせですね。
「目の前のゴミを拾える人を増やそう」という趣旨の、このすばらしき記念日には、 本作『プラネテス』をどうでしょうか?
主人公・ハチマキは、でっかい夢と現実のギャップに悩みながら働く、ゴミ回収業者。
どこにでもいそうな悩める若者ですが、普通と違うのは彼の職場です。
画像を見るに……もしかしてハチマキの職場って!?
5月4日 ラムネの日
『テルマエ・ロマエ』第2巻
ヤマザキマリ KADOKAWA ¥680+税
5月4日は、ラムネの日です。
清涼感あふれるラムネは夏の代名詞的存在ですが、じつは意外に知らないラムネ。
サイダーと何が違うの? その語源は?(答えは、全部記事の続きに書かれています!)
さて、そんなラムネが登場するのは、たびたび現代日本にタイムスリップしてしまう古代ローマの浴場設計技師・ルシウスの日本のお風呂発見記『テルマエ・ロマエ』。
普段、当たり前だと思っている日本のお風呂のすごさに気づける本作ですが、今回ルシウスは風呂上がりのラムネにビックリ!
だって、ビー玉が……
5月5日 旧日本陸軍の風船爆弾が戦果をあげた日
『闇のイージス』第19巻
七月鏡一(作) 藤原芳秀(画) 小学館 ¥505+税
5月5日は、旧日本陸軍の放った風船爆弾が戦果をあげた日。
ちょっと抜けた名前に聞こえますが、気球に爆弾などを搭載して遠距離爆撃に用いるというなかなか剣呑な兵器です。
そんな風船爆弾が現代社会への脅威として、本作では登場します。
裏社会のボディーガード・楯雁人(たて・かりと)が対峙するテロリストは、アメリカ本土へのバイオテロをしかけるべく風船爆弾によるウイルス散布を目論むのです!
これももとの兵器に輪をかけて剣呑な話ですが、じつはこの「生物兵器×風船爆弾」という発想は、マンガオリジナルではなく!?
5月6日 国際ノーダイエットデー
『大島弓子選集』第13巻(『ダイエット』所収)
大島弓子 朝日ソノラマ ¥971+税
さぁ、今日は思う存分、食べましょう!
何せ、今日は国際ノーダイエットデーなんですから! ……もちろん、本日はバカ食いを肯定する日ではありません。(その真意は、記事の続きで!)しかしバカ食いも問題ですが、過剰なダイエットも大きな問題。
そのことを感じさせてくれるのが、そのものズバリなタイトルの『ダイエット』です。
ちょっと太めな女の子・福子は、典型的な摂食障害持ち。
過食、過激な急激な体重減、そしてまたリバウンド……その背景にあるのは、複雑な家庭環境と心の問題。
そんな彼女を救うのは、ダイエットではなく親友とその彼氏の優しさで……
無理なダイエット、過剰な食事の前に、まずは心がお腹いっぱいになるよう、このマンガを召し上がれ。
5月7日 博士の日
『カガクチョップ』第1巻
カヅホ ほるぷ出版 ¥570+税
本日は、博士の日。
ひとつの学問に打ちこみ、研鑽の先にたどりつく知の称号、「博士」。カッコイイ響きです。マンガ界にも、あまたの「博士」が存在しますが、それらの「博士」、たいていはその道のスペシャリストというより、なんでも知っていて、とにかくヤバイものをつくっちゃう人たちです。
そんないわゆるフィクションの「博士」のイメージがピッタリで、しかも、女子高生(!)という属性まで持っているのが『カガクチョップ』の科学部部長・鈴園沙衣(すずぞの・さい)。
本作は、沙衣とクラス委員長の長倉蓮(ながくら・れん)、科学部部員の盛本雨柚(もるもと・うゆ)が、トンデモ発明で大騒ぎを起こすショート形式のギャグマンガです。
毎度沙衣の発明のモルモットになるのが、名前のとおり盛本なのですが、その被害はなかなかすさまじく……