10月の「このマンガがすごい!WEB」も、ランキング記事の制作のため、多数の方々にアンケートへとご参加いただきました。
今月は例月以上に票が割れ、ランキング記事中で紹介できなかった作品もたくさんありました。そんなランクイン作品以外で多くの票を集めたマンガを、ここで一挙紹介! 推薦者の方々の熱いコメントと一緒にお楽しみください。
『夏の前日』吉田基已(講談社)【Amazon】
弱い男と強がる女のセンチメンタルストーリーの完結。あらゆる読者にぜひ読んでほしい傑作です(kaito2198/海外翻訳者)
終わってしまった……。完結してしまいました。吉田先生の話はいつも心をしめつけられます(福丸泰幸/「喜久屋書店」漫画館京都店 店長)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『進撃の巨人』諫山創(講談社)【Amazon】
次々に繰り出される新しい展開にもみくちゃとなって、誰かにすすめたくなる。「ヒットする」とはこういうことだね(辻真先/ミステリ作家・アニメ脚本家)
『ルドルフ・ターキー』長蔵ヒロコ(KADOKAWA/エンターブレイン)【Amazon】
1話目からずっとおもしろい! 続きが気になって仕方がありません(福丸泰幸/「喜久屋書店」漫画館京都店 店長)
「あの書店に聞く!!」でのご紹介は、コチラ!
『路地裏スーベニール』ネムネム(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)【Amazon】
閉店の危機を迎え、「男の娘カフェ」に転換した喫茶店の人間模様を描くラブコメマンガ。主人公のお姉ちゃんが唯我独尊に強引なマイペースキャラでいい感じにかきまわしてくれます(宮本直毅/ライター)
『ハチワンダイバー』柴田ヨクサル(集英社)【Amazon】
ついに完結! 将棋が世界を救うというとてつもない将棋セカイ系マンガがついに完結。将棋マンガのスケールを越えた堂々の大団円! お疲れ様でした(稀見理都/エロ漫画家インタビュアー)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『orange』高野苺(双葉社)【Amazon】
とにもかくにも続きが読めたのが素直にうれしいです(もみちゃん/大手インターネットカフェ コミック担当)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『刃牙道』板垣恵介(秋田書店)【Amazon】
現代に宮本武蔵が復活ッッ!!!!!! ついに刃牙vs宮本武蔵の、時代を超えたバトルが実現ッッ!!!!!!!! もう退屈なアクビとはおさらばだッッ!!!!!!!!!!!(加山竜司/フリーライター)
『ハイキュー!!』古舘春一(集英社)【Amazon】
いよいよ春高予選。今までの練習の成果を存分にぶつけますっ! でもね、このマンガがおもしろいのは、常に複数の視線で語るところなのよ。決して主人公目線だけじゃない。いろいろな思いが「バレー」に交錯しているのです(東雲騎人/イラストレーター)
『RAPID COMMUTER UNDERGROUND』座二郎(小学館)【Amazon】
通勤時間を無為に過ごさず、そのあいだにマンガを描く(着色は自宅でおこなうが)という発想がよい。1日の何分の一(それは人生の何分の一かだ)を通勤に費やすサラリーマンにとって、はげみになる1冊(廣澤吉泰/ミステリマンガ研究家)
「あの書店に聞く!!」でのご紹介は、コチラ!
『森の中書店つれづれ』伊蔵ユズコ(白泉社)【Amazon】
書店員側からもこころくすぐられる「あるある」ネタが盛り込まれているなど、非常になじみ深い一冊です。特に「本屋さんの朝は荷台を横目にすることから始まります」なんて、なかなか伝わらない裏事情もバッチリ。これを読んで少しでも本屋さんのことを好きなってもらいたい1冊です(わしじゃよ/「とらのあな」商品課バイヤー))
『さんきゃくイーゼル』永井道紀(ぶんか社)【Amazon】
個性豊かなキャラクターが織りなす美術部4コマ。ベタな部分もあるも安定したおもしろさ。この作品、化けるかもしれませんよ(八戸/4コマレビューサイト「素晴らしい日々」管理人)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『たんさんすいぶ』上条明峰(懇談者)【Amazon】
マンガにおいて昔から言われているのが、紙の上からでは伝わりにくい音楽の表現の難しさです。『たんさんすいぶ』の主人公は、音楽の初心者ながらサックスが裸の女の子に見えるという特殊能力者。まさに「音楽が絵で見える」わけで、いい音が出たのかどうかを女の子のリアクションで見せるという画期的なこの作品、第1話を雑誌で見た時は「これはやられたな」と思いましたね(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)
『レイチェル・ダイアル』皿池篤志(集英社)【Amazon】
大団円はもったいない。まだまだおてんばお嬢様繁盛記を読んでいたい……(卯月鮎/書評家・ゲームコラムニスト)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!