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カープ女子の次は相撲女子=スージョがクる!? 筋肉の塊がひしめきぶつかりあう超重量級マッシブ・アクション「相撲マンガ」を紹介!

2015/05/14


そのルーツは神道より発し、歴史は記紀の時代にまでさかのぼる日本の国技・相撲。
ちょうど現在は「大相撲 夏場所」が、東京・両国国技館にて開催中ですね。

場所中ということもあってか、5月は相撲界でもいろんなことが起きています。
まずは、1971(昭和46)年5月14日、第48代横綱大鵬が引退しました。幕内戦歴746勝144敗、優勝32回に連勝記録45連勝、同時代の柏戸と並んで「柏鵬時代」を築いた昭和の大横綱は、その現役人生に幕を下ろしました。
そして、くしくも1991(平成3)年の同じ日、5月14日に第58代横綱・千代の富士も引退を表明。幕内戦歴807勝253敗、優勝31回で連勝記録は史上第6位の53連勝、という昭和最後の大横綱は「体力の限界! 気力もなくなり、引退することになりました……以上です。」というコメントとともに、土俵を去りました。

そして、この2人に共通するのは「イケメン」ということ。
「巨人・大鵬・卵焼き」と、子どもの大好きなものにたとえられ、取り組みの時には銭湯の女湯をがら空きにした美丈夫の大鵬と、『キン肉マン』のウルフマン(アニメではリキシマン)のモデルとされ、均整のとれた精悍なボディの千代の富士は、当時の女性のハートをわしづかみにしていたのです。

そして現在。
女性向けの雑誌『相撲ファン』の登場からも明らかなように、じつは今“相撲女子”通称“スージョ”がアツいようです。
ということで、今回は読むと強くなる横綱マンガ……ではなく、ドキドキする「相撲マンガ」をご紹介します。

相撲マンガまとめ

『火ノ丸相撲』 川田

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『火ノ丸相撲』第1巻
川田 集英社 \400+税
(2014年9月4日発売)


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『火ノ丸相撲』第4巻
川田 集英社 \400+税
(2015年4月3日発売)


身長160センチ弱と小兵の高校1年生・潮火ノ丸が横綱を目ざして相撲道を突き進む、「週刊少年ジャンプ」で話題の、熱血高校相撲部マンガ。

小学校相撲の横綱にまで上りつめたものの、成長期のハンデゆえ高校相撲界では侮られがちな火ノ丸が、体格差をものともせず相手を打ち負かす姿がとにかく痛快! これまで第1巻と第4巻が日刊マンガガイドで取り上げられました。
弱小・無名の大太刀高校(=ダチ高)相撲部や立ちはだかる強敵も個性派ぞろいですが、第4巻では大横綱・大和国を父に持つ久世草介が登場。ますます盛り上がっていくようです。

ちなみに、火ノ丸はその強さを天下五剣のひとつ・名刀「鬼丸国綱」にたとえられます。そして、久世草介は「草薙剣」。さらに「三日月宗近」まで……。
ゲーム『刀剣乱舞』も盛り上がる今日。ぜひ「カタナ女子」の皆さんも、いかがでしょうか? 

『江戸力士咄』 にしだかな

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『江戸力士咄』
にしだかな 少年画報社 \780+税
(2015年3月16日発売)


猫好きで、自分も猫に好かれる「福猫」こと力士・三毛の山。彼を投げた相手が出世すると評判の三毛の山は、幕内に上がったとたん勝てなくなってしまう。スランプに襲われた三毛の山の前に、1匹の猫が現れて……。

江戸期を舞台に、相撲部屋の若き力士たちと猫の物語がオムニバス形式で描かれる時代劇マンガ。
猫にまつわる人情ドラマで、そのなかで描かれる相撲の意味や意義は、いいスパイスとしてドラマを引き立ててくれます。
なによりも、表紙のように大きな力士たちと、猫の取りあわせがとってもキュートです!

『バチバチ BURST』 佐藤タカヒロ

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『バチバチ BURST』12巻
佐藤タカヒロ 秋田書店 ¥419+税
(2014年10月8日発売)


'80年代ホビーハンターの目きき・有田俊さんが「熱い漢を描く少年マンガ」として「今、一番熱いアクション系スポーツマンガといえば、『バチバチ』以外にない!」と言いきってしまうほど激アツなマンガ。

かつて角界一の暴れん坊と言われながらも、暴行事件を起こして廃業中に逝去した大関・火竜の息子・鮫島鯉太郎が繰り広げる、血まみれ、汗まみれ、泥まみれの相撲ライフ。
主人公・鯉太郎のみならず、登場人物それぞれに熱いドラマがあり、さながらプロレスのように展開する相撲マンガ。それでいて、しっかりと相撲業界のウンチクを盛りこむ点も、見逃せません。

番外編

『明治異種格闘伝 雪風』 内田康平

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『明治異種格闘伝 雪風』第1巻
内田康平 講談社 \429+税
(2015年2月9日発売)


舞台は明治19年、武士の時代が終わり「文明開化」で近代化が進んだ時代。
かつての相模柴原藩領主・柴原典膳公爵は、“無刀による殺しあい”を披露する「御前試合」を開催しようと目論む。

アメリカで習得した「ボクシング」の使い手である青年・雪村風太郎が、父を死に追いやった仇を討つために御前試合に参加するという異種格闘技マンガなのですが、無刀がテーマということで、もちろん相撲も登場します。
風太郎の初戦の相手は、最強の横綱・天鵬。あまりの強さゆえ禁じ手とされた「張り手」や絞め技の「鯖折り」、極め技の「閂(かんぬき)」と、もう殺す気マンマンでかかってくる天鵬との、文字どおりの「死合い」にハラハラドキドキしちゃってください!

『鳥獣戯画』 鳥羽僧正

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国宝『鳥獣人物戯画』
平安時代・12世紀 京都・高山寺蔵
(※東京国立博物館での展示期間は5/19~6/17)


これが最初で最後(!?)の激レアなロングレビュー! もちろん、通常の「ロングレビュー」と同様に、鳥羽僧正先生からのコメントも掲載していますっ。

……じつはこれ、鳥羽僧正が描いたと言われる栂尾・高山寺の秘宝『鳥獣戯画』を日本のマンガ史のルーツととらえてレビューするという、今年のエイプリルフール企画です。
みなさんご存じのことと思いますが、本作にはかの有名なウサギとカエルの相撲シーンがありますよね。「大きさが違いすぎる」2匹の動物の相撲は、ここでしか見られない(!?)ので、どうかご一読を!

ちなみに現在、東京・上野の東京国立博物館 平成館では特別展「鳥獣戯画-京都 高野山の至宝-」を開催中。6月7日まで開催中ですので、オリジナルに触れてみてはいかがでしょう?
時すらも超えるマンガの表現のチカラをきっと感じとれるはずですよ!

単行本情報

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