1年365日、そのどれもが何かの記念日です。
そんな「きょうは何の日?」にちなんだマンガを紹介するコラムが「きょうのマンガ」コーナー。
毎日、その日が始まる午前0時ちょうどに更新されている「このマンガがすごい!」の人気コーナーです。この記事では、2014年に配信された「きょうのマンガ」から、この1週間の「きょうのマンガ」をまとめて紹介しちゃいます!
もちろん、毎日の「きょうはなんの日」は、今までどおり、日々更新していきますよー。
それでは、11月16日から11月22日までの「きょうのマンガ」をどうぞ!
11月16日~11月22日の「きょうのマンガ」
11月16日 サッカー日本代表 W杯初出場が決まった日(ジョホールバルの歓喜)
『U-31 完全版』上巻
綱本将也(作)吉原基貴(画) 講談社
サッカーワールドカップと言えば「ドーハの悲劇」(1993年)と同じぐらい有名なのが1997年の「ジョホールバルの歓喜」。11月16日は「ジョホールバルの歓喜」が起こった日です。
「ジョホールバルの歓喜」の現場にいて、初めてのW杯本戦を経験した元日本代表が主人公の『U-31』をご紹介。のちに『GIANT KILLING』で大ブレイクする著者のデビュー作、W杯にそなえて読むしかない!
11月17日 将棋の日
『月下の棋士』第1巻
能條純一 小学館 ¥400+税
将棋好きで知られる徳川家八代将軍・吉宗が開催した、いわば将棋の御前試合「御城将棋」にちなんだ記念日。
将棋マンガはあまたありますが、マンガとしてのおもしろさはもちろん、主人公の勝負師・氷室将介だけでなく作中に登場するキャラクターの濃さでこの日のマンガにセレクトされたのが『月下の棋士』。
信じられないような言動のライバル棋士にも、なんと実在の棋士がモデルにいるようで……!?
11月18日 人民寺院がガイアナで集団自殺した日
『ゴルゴ13』第45巻
さいとうたかを リイド社 ¥486+税
この日は、アメリカのキリスト教系新興宗教「人民寺院」が南米・ガイアナで集団自殺を起こし、当時としては史上最大の死者を出した日。
世界的なできごとや事件をモデルに創作の翼を広げ、傑作にしたてあげることにおいてトップクラスのマンガ『ゴルゴ13』にもこの事件に着想を得たエピソードが。
しかもこのエピソードには、『ゴルゴ』史上でも画期的な要素がこめられているそうです。くわしくは記事を読むしかない!
11月19日 世界トイレデー
『珍神』
永井三郎 ふゅーじょんぷろだくと ¥861+税
「世界トイレデー」なんて、ちょっとふざけた記念日なのかと思いきや、制定のきっかけや経緯は、非常にまじめなものだったということが記事からわかります。
紹介する『珍神』には、トイレに関係した「便所神」(ちゃんと実在するそうです!)をはじめ貧乏神、疫病神、死神といった“残念な神様”が登場する!?
11月20日 トランスジェンダー追悼の日
『Jの総て』第1巻
中村明日美子 太田出版 ¥952+税
11月20日は、アメリカでトランスジェンダーの女性が殺害されたことにちなんだ「トランスジェンダー追悼の日」。
自分らしい生き方を求めて悩み、それでもたくましく生きるトランスジェンダーの少年・Jの成長を描いた『Jの総て』をご紹介します。Jの母親は、息子のトランスジェンダーに悩み、父親を銃殺してしまい……。
11月21日 歌舞伎座開業記念日
『ぴんとこな』第1巻
嶋木あこ 小学館 ¥400+税
1889(明治22)年の11月21日には、日本の伝統・歌舞伎を専門に公演する「歌舞伎座」が開業。
「歌舞伎」にちなんだマンガとしてご紹介したのは『ぴんとこな』という不思議なタイトルの作品。
もちろん歌舞伎用語なのですが、「ぴんとこな」という言葉の意味についても記事では説明していますので、ぜひご一読を!
11月22日 大工さんの日
『大作と工作』第3巻
桑沢アツオ 小学館 ¥485+税
日本建築大工技能士会が制定した記念日ですが、この日が「大工さんの日」に制定されたのには4つもの理由があるそうです。記事では、全部説明されているので読んでくださいね。
この日ご紹介した『大工と工作』は、同じ境遇に生まれながら性格も制作姿勢もまったく逆の2人の中学生が大工技能を競う異色の大工バトルマンガ。工作が作るのは、なんと松本城を模した犬小屋で……!?