1年365日、そのどれもが何かの記念日です。
そんな「きょうは何の日?」にちなんだマンガを紹介するコラムが「きょうのマンガ」コーナー。
毎日、その日が始まる午前0時ちょうどに更新されている「このマンガがすごい!」の人気コーナーです。この記事では、2016年に配信された「きょうのマンガ」から、来週1週間の「きょうのマンガ」をまとめて紹介しちゃいます!
この「きょうのマンガまとめ」は前週の日曜日に、“来週読むべきマンガ”をお知らせしまーす♪
もちろん、毎日の「きょうのマンガ」は、今までどおり、日々更新していきますよー。
それでは、9月25日~10月1日までの「きょうのマンガ」をどうぞ!
9月25日~10月1日の「きょうのマンガ」
9月25日 主婦休みの日
『花のズボラ飯』 第1巻
久住昌之(作) 水沢悦子(画) ¥900+税
ともすれば1日中、働きづめな主婦(主夫?)。
9月25日は、そんな彼女(や彼)らをねぎらうために設けられた「主婦休みの日」です。ちなみに9月25日だけでなく、1月25日、5月25日にも設定されています。そんな「主婦休みの日」に読んでみたいマンガは、ズバリ『花のズボラ飯』です!!
TVドラマ化もされたので、そちらをご覧になった方も多いかも。
ご主人が単身赴任中の主婦・花さん。すっかりダラけ癖がついた彼女の様子は、少なくとも「デキる主婦」からは大きくかけ離れています。
そんな脱力した彼女がお手軽手抜き料理(=ズボラ飯)を、オヤジギャグとオーバーリアクションで食べる姿は「ひとり飯あるある」そのもの。
ちなみにこの「主婦休みの日」、しっかり主婦のみなさんに休んでもらうために"あるルール"があるのをご存じでしたか!?
9月26日 核兵器の全面的廃絶のための国際デー
『講談社漫画文庫 沈黙の艦隊』 第1巻
かわぐちかいじ 講談社 ¥740+税
本日、9月26日は「核兵器全面廃絶のための国際デー」です。
その由来となった事件とは、1986年9月26日に起こった「ソ連の監視衛星による核ミサイルの早期警戒アラームの作動」です。
誤報だったためにことなきを得ましたが、冷戦まっただなかの当時、もし核ミサイルが発射されていれば9月26日が文字どおり「人類最後の日」になっていたかもしれません……。そんな日にこそ読みたいマンガが『沈黙の艦隊』です。
初の国産原子力潜水艦の艦長となった海江田四郎は、乗組員とともに反乱を起こし逃亡。
さらには潜水艦を「やまと」と名づけ、独立国家として宣言します。
1隻の潜水艦によって世界情勢はどのように変化していくのか……。
ちなみにこの「人類最後の日」、くいとめたのはある人物の"独断"だったんですって!!
それは……。
9月27日 日本人初のボクシング世界フェザー級王者が誕生した日
『がんばれ元気』 第1巻
小山ゆう 小学館 ¥359+税
1968年9月27日、それまで無名だったボクサー・西城正三が、日本人初のフェザー級王者となりました。
帰国した彼はシンデレラボーイとして人気を博し、その後5度の防衛にも成功しています。日本ボクシング界における記念すべき日にご紹介するのは『がんばれ元気!』です!!
1970年代後半から1980年代にかけて「週刊少年サンデー」で連載され、アニメ化もされています。
激闘の末、命を落とした父の対戦相手、関拳児と戦うことを決意する堀口元気。
この時5歳だった彼は、様々な困難を乗り越え、ついに世界戦のリングで関との対戦を迎えるという、ひとりの少年の成長を追った大河ドラマ的マンガ。
なんといっても衝撃なのは、宿敵・関との○○才差の激闘!!
9月28日 ロケット・ファルコン1が初めて打ち上げに成功した日
『進め! なつのロケット団』 第1巻
あさりよしとお 白泉社 ¥720+税
2008年9月28日は米・スペースX社のファルコン1が初の打ち上げに成功した日。
これにより「超」がつくほど低コスト宇宙ロケットというジャンルを確立。民間企業の宇宙開発の扉が開かれたといえます。宇宙開発に新たな一歩を記した記念すべき日にはこの『進め! なつのロケット団』をどうぞ。
じつは日本にも、国に頼らず、自分たちの力だけでロケットを開発しようとする集団がいるんです! 本作はそんな彼らの宇宙開発の日々を追った「ほぼ実話」。同じくあさりよしとおの『なつのロケット』(小学生の男の子たちが小型ロケットを開発して人工衛星を打ち上げてしまうという、宇宙開発マンガの金字塔)のなかで、「ちゃんと宇宙まで飛ぶ」よう厳密な考証にもとづいて設定されていたロケットを、「じゃあ現実に作ってしまおう!」と集まった「なつのロケット団」。
メンバーに著者のあさりよしとおはもちろん、出資者には"あの人"も名を連ねていて……!?
(ヒントは「マンガ好き」「お金持ち」「想定の範囲内」!)
9月29日 接着の日
『HUNTER×HUNTER』 第7巻
冨樫義博 集英社 ¥390+税
9月29日は「接着の日」。
9(く)・2(つ)・9(く)=「くっつく」という語呂合わせから、日本接着剤工業会が2010年に制定した記念日です。 あらゆる分野に使用されている接着剤は、現代文明を支える立役者ともいえます。さて、そんな接着剤の日にふさわしい(?)マンガは、『HUNTER×HUNTER』でしょう!
正確には、登場人物のひとり、ヒソカが「接着」に関する能力を持っています。
それこそが「伸縮自在の愛(バンジーガム)」!
作中でも指折りのインパクトを持つヒソカの戦闘力を支えるのが、この「くっつける」能力なんです。
一見すごくなさそうなこの能力ですが、これを千変万化させて戦うヒソカの応用力は必見です!
え…、そ、そんな使い方までできちゃうの!?
9月30日 アントニオ猪木とジャイアント馬場がデビューした日
『グラップラー刃牙 外伝』
板垣恵介 秋田書店 ¥419+税
1960年9月30日は、日本プロレスからアントニオ猪木とジャイアント馬場がデビューした日。「BI砲」としてプロレス人気を再燃させた2人ですが、袂を分かって異なる団体を立ちあげたことは、プロレスファンなら一般常識ですね。
また、意外なことに、アントニオ猪木とジャイアント馬場の2人は、一度も対戦することはありませんでした。「もし、2人が戦っていれば……?」。そう夢想するプロレスファンも多かったことでしょう。そんな格闘ファンの夢に応えたマンガが、『グラップラー刃牙 外伝』です!!
本作にはアイアン木場とマウント斗羽という、アントニオ猪木とジャイアント馬場をモチーフにしたキャラクターが登場。
2人が秘密裏に戦うという未確認情報が、全国のプロレスファンの間に流れ……。
じつはこの外伝、日本の格闘技ファンを震撼させたあるできごとのあとに、板垣恵介がすごい速さで描きあげたものだったんです!
10月1日 ネクタイの日
『テラモリ』 第3巻
iko 小学館 ¥552+税
1884年10月1日、帽子商だった小山梅吉という人物が、国内で初めてネクタイを製造しました。
それにちなんで、本日はネクタイの日と定められています。ビジネスマンの必須アイテムのひとつでもあるネクタイ。
しかし、いざどんな物を選べばいいかは意外と悩んでしまうもの。そんな時は、『テラモリ』を読めば大丈夫!!
「テーラー森」でアルバイトを始めた女子大生の高宮よう。
最初は接客にも不慣れだった彼女ですが、ネクタイやスーツの専門的な知識を得ていきます。彼女といっしょにその場で教えられているように思える様子は、お仕事マンガの醍醐味でしょう!
ネクタイなどを買う際の参考にもなるので、悩めるビジネスマンや恋人にプレゼントしたい方などは必読ですよ!!
そんないまや身近なネクタイにも、じつはとっても意味深いルーツがあるのをご存じですか!?