本誌の校了も終わり、発売を待つばかりの『このマンガがすごい!2015』ですが、それに負けじと盛り上がっているのが毎月のWEBランキング!! 本当にすばらしい作品が多く選者のみなさん、毎回頭を悩ませているご様子。
そんな惜しくもランキングからはもれましたが、アンケート参加者のみなさんが一押しした作品の数々をぜひご覧ください!
『いぬやしき』奥浩哉(講談社)【Amazon】
「面白くなりそう」から「面白い」へ。『GANTZ』のおっちゃん好きとして、年配ヒーローの活躍を期待せずにはいられません(KT/漫画と装丁のブログ「良いコミック」管理人)
『デスコ』カネコアツシ(KADOKAWA/エンターブレイン)【Amazon】
白と黒のスタイリッシュな殺戮エンターテインメント。敵も味方も、ここまで命が軽いと清々しい(フィクション限定のお話です)(KT./マンガと装丁のブログ「良いコミック」管理人)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
『百合子のひとりめし』久住昌之(作) ナカタニD.(画)(復刊ドットコム)【Amazon】
2004年に「漫画アクション」で連載され、未単行本化のためファンの間で幻の作品とされてきた表題作が自費出版で刊行された2作品に書き下ろしを加えて祝単行本化。美人描写力と観察力がズバ抜けている作画ナカタニD.先生が描く主人公に胸がキュンキュンします。当時の打ち切りから単行本化までを振り返った久住昌之先生のあとがきは必読。(今村方哉/レコード会社勤務)
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『四月は君の嘘』新川直司(講談社)【Amazon】
泣いても笑っても次巻で完結。と言いつつ、すでに何回か泣いています(KT./マンガと装丁のブログ「良いコミック」管理人)
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『アンの世界地図 ~It’s a small world~』吟鳥子(集英社)【Amazon】
読み終わった後に「ああっ恋がしたいわぁ」と彼氏の前でつぶやいてしまって、怒られた人が何人もいそうな気がする(早川博志/恭文堂コミッククラフト店)
待望の第2巻!! この作品を構成する要素はとてもバラエティに富んでいるけれど、突きつめて言うと軸になっているテーマは「少女が生きること」という非常にシンプルなもの。大きな事件がなくっても生きることは戦いだし、だからこそ輝くのですね(ササナミ/ブログ「雑食商店街3373番地」管理人兼書店員)
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『間宮さんといっしょ』ガオシ(小学館)【Amazon】
偶然読んでハマりました。登場人物がみんな変なのです。つかみがうまく、また次々に登場する情緒不安定な美少女たちの設定もよく練られている(今村方哉/レコード会社勤務)
読んでるこっちの頭がおかしくなってきそうなサイコ学園百合ラブコメディ! 登場人物みんな病んでるけど妙に突き抜けててぶっとんでて、話がどう転がっていくのか気になってしょうがありません。絵柄&百合に抵抗ある人も一読の価値アリ!(井口啓子/フリーライター)
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『すみれファンファーレ』松島直子(小学館)【Amazon】
登場人物が揃って綺麗な心を持っているのにもかかわらず、すれ違いの痛みや生きていくうえでのままならなさが表現できるというのは、じつはものすごいことなんじゃないかなと思います。基本的にはほんわか癒し系の作品なのに時々ピリッとするのがまたよいんです(ササナミ/ブログ「雑食商店街3373番地」管理人 兼 書店員)
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『狼の口 ヴォルフスムント』久慈光久(KADOKAWA/エンターブレイン)【Amazon】
宿敵を追いつめてようやくしとめた巻。払った犠牲が大きすぎて手放しには喜べないけども、ひとつの区切りになっていて、これまでの悔しさとかやるせなさとかが報われた気分になります。この先の戦いの行方からも目が離せません(アキミ/ブログ「ボーイズラブを読む!」管理人)
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『因果の魚』新井煮干し子(祥伝社)【Amazon】
新井煮干し子は、表情のうまさというか、目の描き方のうまさ。愛おしい者を瞳にを映しながら、だからこそ厭わしい目をする……と、言葉で語るのは簡単だけれど、そんな複雑な心理を絵で語れるすごさ。圧巻だ(渡辺水央/ライター)
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『フォーナイン ~僕とカノジョの637日~』莉ジャンヒュン(小学館)【Amazon】
「兵役」が生み出す逃げ道なしのバイオレンス感と、作者のエモーショナルな絵柄がマッチしてる。オピニオンを抱えたマンガならではの迫力を感じた。(大西祥平/マンガ評論家)
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『カノジョは嘘を愛しすぎてる』青木琴美(小学館)【Amazon】
才能とは何か。ここ数巻に描かれてきたのは、そうした問いだ。それに対する答えを、理想主義者の戦いや勝利としてのみならず、平凡な人間の挫折にも優しい視線を投げかけることで(ひとまず)明確化してみせたのが、今巻である。絵空事に感じられる部分の多い作品だけれど、作中におけるTwitterとLINEの描き分けに今日的なリアリティを感じられた(森田真功/ライター、ブログ「Lエルトセヴン7 第2ステージ」管理人)
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『冷馬記』 山上たつひこ(作)喜国雅彦(画)(小学館)【Amazon】
奇妙な味わいで話が進んでいって、戸惑いながらも目を離せなくなる。一寸先が見えないだけに先が気になる(稲垣高広/ブログ「藤子不二雄ファンはここにいる」管理人)
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『35日間世界一周!!』水谷さるころ(イースト・プレス)【Amazon】
ついに完結した世界一周。ラストの驚愕展開にふるえろ!(奈良崎コロスケ/博奕・マンガ・映画の3本立てライター)
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