全国1千万人のマンガファンのみなさん! 現在開催中の読者参加企画「『このマンガがすごい!』の今年の1位を当てろ!!キャンペーン」(詳細なルールはリンク先にて!)には、もうご参加いただきましたか?
「すごいマンガが多すぎて、もはやこれ全部1位じゃね……」
「なんかヒントをおくれよ、ドラ〇も~ん」
などといったみなさまのお声にこたえるこの企画。
今回は2014年4月より始まった毎月発売のマンガからその月のベスト10を決める「『このマンガがすごい!WEB』月間ランキング」歴代の第1位をご紹介。これは大ヒントですね!
同ランキングは「オトコ編」「オンナ編」に分かれているので、今回は「オトコ編」からご紹介いたします!
【傾向を読む その3「このマンガがすごい!WEB毎月のランキングに注目!」】
6月の『このマンガがすごい!WEB』オープン以来、毎月すごいマンガのランキングを発表しています。
11月まで7回にわたって発表してきました毎月の月間ランキングの第1位、全7タイトルをご紹介。
ひょっとしたら、本誌のランキングに残ってみごと第1位に輝く作品が、このなかにあるかも!?
●『このマンガがすごい!WEB』 6月のランキング オトコ編
集計期間:2014年4月1日~4月30日
発 表 :2014年6月2日第1位
『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』 竜田一人 講談社東日本大震災後、東京電力福島第一原子力発電所(通称〝いちえふ〟)で実際に作業員として働いた作者によるルポルタージュ・マンガ。2013年10月に、第34回MANGA OPENの大賞受賞作品として「モーニング」(講談社)に掲載されると大反響が寄せられ結果、他を寄せつけず堂々の1位となりました。
⇒日刊マンガガイドはこちら
●『このマンガがすごい!WEB』 7月のランキング オトコ編
集計期間:2014年5月1日~5月31日
発 表 :2014年6月20日第1位
『娘の家出』 志村貴子 集英社志村貴子作品の特徴は共感しにくそうな“好き”を持つ主人公を設定したうえで、彼らの“好き”に読者をうなずかせること。日常生活ではざらつきを感じそうなマイナーな性癖なのに、ページをめくることで肉体から離れた読者の心はそれを「そうそう」と優しく見守れるんです。そんな志村貴子節が色濃く出た短編集が見事1位に。
⇒ロングレビューはこちら
●『このマンガがすごい!WEB』 8月のランキング オトコ編
集計期間:2014年6月1日~6月30日
発 表 :2014年7月22日第1位
『All You Need is Kill』 桜坂洋(原作)竹内良輔(構成)安倍吉俊(キャラクター原案)小畑健(漫画) 集英社『ボーン・アイデンティティー』などで知られるダグ・リーマン監督の手で、あのトム・クルーズ主演のSF超大作としてハリウッドで映画化された、桜坂洋のライトノベル『All You Need Is Kill』のコミカライズ。しかも作画はあの『バクマン』『ヒカルの碁』の小畑健です! 圧倒的な話題を集め1位を獲得!!
●『このマンガがすごい!WEB』 9月のランキング オトコ編
集計期間:2014年7月1日~7月31日
発 表 :2014年8月20日第1位
『ムシヌユン』 都留泰作 小学館昆虫博士を夢見る上原秋人は、大学院入試に挑戦するも5年間ことごくと失敗。バイト経験もないまま27歳に。昆虫研究に没頭しすぎて社会性は皆無。すでに仕送りも止められ、故郷の南国・与那瀬島へ都落ち。その与那瀬島では、球形に輝くタンゴ星団がクッキリ観測できるため、世紀の天体ショーを見ようと、日本全国から観光客が押し寄せていた――いろいろな意味で「この世にひとりぼっち」な、主人公ののモノローグのキモおもしろさがたまらない怪作が1位を獲得しました。
●『このマンガがすごい!WEB』 10月のランキング オトコ編
集計期間:2014年8月1日~8月31日
発 表 :2014年9月20日第1位
『健康で文化的な最低限度の生活』 柏木ハルコ 小学館ここ数年、不正受給、最低賃金と生活保護費の逆転報道などで、世間の関心を集めるところとなった生活保護。その現場の実情はプライバシーの問題もあり、一般にはまだあまり知られていません。そんな生活保護を「ケースワーカー」という職業にスポットを当てることにより「特殊なお仕事マンガ」として昇華させた柏木ハルコの実力が評価されました。
●『このマンガがすごい!WEB』 11月のランキング オトコ編
集計期間:2014年9月1日~9月30日
発 表 :2014年10月20日第1位
『子供はわかってあげない』 田島列島 講談社絵柄のかわいらしさ、簡潔で独特なセリフ選び、キッチリとコマを使って表情の多様な変化で入り口に引き込まれ、ミステリ要素でぐいぐい読ませる序盤から、思春期の甘酸っぱさが炸裂する終盤まで、散りばめられた小ネタにクスリとさせられながら一気に読み終えてしまいます。青春時代の感情を再構成してくれるかのような作品で大人たちの心を引きつけました。
以上、ランキング第1位の推移を追ってみました。さすがに話題の作品ばかりでしたね。
初めて聞いたという方はぜひ、当サイトの日刊マンガガイドやロングレビューを読んでみてください。
そして「これは!?」と思う作品に出会った方は、「『このマンガがすごい!』の今年の1位を当てろ!!キャンペーン」に、どしどし参加してみてください。